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2021年8月27日金曜日

パラリンピックも予定通り開幕 

8月27日

 新型コロナウイルス対策で、政府は東京や大阪など13都道府県にだされている緊急事態宣言の対象地域に、北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島の8道県を追加した。蔓延防止等重点措置を、高知、佐賀、長崎、宮崎の4県を追加。本日(27日)から9月12日までで、宣言の対象地域は21都道府県となった。東京では感染者の数が少し減少気味となっているが、それでもまだ4000人以上。一方、大阪や、地方が増加し、全国では2万人を超えている。重症者が増加し、医療現場が逼迫し、子供の感染が増える傾向にあることが最大の懸念事項となってきている。

そんな中、パラリンピックは23日にスタート。TOKYO2020オリンピック同様、映像の世界は盛り上がり、パラアスリート達は、存分に平素の苦難の克服とその努力の賜物を発揮している。。健常者を唖然と唸らせるほどの感動を与えてくれている。オリンピックとの大きな違いは、パラアスリートにはガイド、コーラー、技術者など、アシストする人達が付添い、チームとしての闘いになっていること。従って、競技人口は倍以上に膨れ上がっている。世界中にパラアスリートがここまで育っていることに感銘している。年齢的にも、10代から、シニアレベルまで、幅が広い層となっていることにも驚いている。

オリンピックもそうであったが、パラリンピックを開催して、コロナとの関係はまだ、何とも不明であるが、今朝、夫が面白い話をしてくれた。夢を見た話しである。何故か、夫がボランティアとして、バッハIOC会長のアシスタントとなり、パラリンピックの競技場に訪れていたのだという。そして、会長が夫に尋ねたという。「A新聞社はこのオリンピック、パラリンピックの後に、どういう記事を書くだろうか」と。オリンピック開催直前に、世界の平和の連帯の成功を願った夫の新聞記事を思い出した。今度は、大祭典後の世界の行く末に思いを巡らしていたのかと思うと、目の前の情景についての質問かと思った私には、そういうイマジネーションが湧かないのが何とも情けない。


2021年8月15日日曜日

2021年8月12日~14日 盆休みの楽しみ

  2021年の盆休みはデルタ株コロナ感染が拡大中で厳しい時期にぶつかった。それでも、我慢し続けていた中二と小三の子供を抱えた娘達は、大英断で家族で帰省してくれた。ワクチン接種を終えていても、油断は出来ない。それでも、田舎の空気とスペースを堪能出来るアドバンテージを優先して決行したのであるが、生憎の雨続きで、庭で存分に心身を伸ばすことも叶わず、結局、従姉弟同士は親たちも巻き込んで、最先端を行く、カードゲームに興じまくり、解放感を存分に味わっていたようだ。台所は、朝、昼、晩とフル回転の忙しさ。まだ、子供達家族のために、食べ盛りの孫達のために、好んで食べてくれるものを作って食べて貰える力がある自分を誇りたい。誰かが、「自分が、好きな自分であるために 全力で自分を褒めよう」と言ったのを思い出す。

( ここまでブログを書いてきた所で、今日は8月15日。武道館での76回目の全国戦没者追悼式が始まった。天皇皇后両陛下、列席者と共に黙祷を捧げ、陛下の御言葉を拝聴した。)

「孫達は来て良し、帰って良し」というのは、その、賑やかさから来た言葉であろうが、今や、孫たちは家の中を走り回るのではなく、ITの仲間入りで、タブレットやスマホを使ってゲームに夢中になる。そんな中で、アナログゲームに興じるのは大賛成である。ともあれ、
皆、少しは気分転換して、平素のストレスを解消してくれたと思っている。

2021年8月9日月曜日

2021年TOKYO2020 閉会式に寄せて(8月8日)

 2021年TOKYO2020 閉会式に寄せて(8月8日)

 IOCと日本政府、東京都が合意のもとにスタートさせたTOKYO2020。コロナ禍が加速する中で、いろいろ開催是非論争が表面化したまま、7月23日に開会式が行われたことは前回記録した。あれから17日間のスポーツの競演がストップされることなく続いた。東京に到着した筈のアフリカの選手が一人行方不明になったり、ベラルーシ―の女子アスリートが亡命したり、選手村で感染者が少数ながら出たりしたが、致命的なことにはならず、結果的には、世紀の一大プロジェクトは、大きな混乱を招くことなく実施され、本日(8日)何とか予定通り閉会式が実施された。

 蓋を開けてみると、スポーツの力の凄さに圧倒され、無観客を感じないほどの熱気がどこの競技場にも見られた。むしろアスリート達の本気の闘志に圧倒され、感動させられた。コロナの風はどこ吹く風状態に。競技を終えるとすぐ、アスリート達はマスクを着用するその徹底ぶりも凄い。アスリート達に素手で、マスク無着用で闘える舞台を用意した、関係者、スタッフには頭が下がる。中でもボランティア達の誠意あるおもてなしの日本魂が光る。コロナ感染を危惧して、当初の4分の一ぐらいのボランティアが今回、事前に辞退した中で、しっかり任務を達成したボランティア達の振る舞いが、外国人報道者達を感動させ、彼らが祖国へ発信した日本人魂は大変なPRとなっている。日本側としては、コロナ禍の中、勇気を持って来日し、オリンピックに参加してくれたアスリート達への感謝の気持は相当である。一方、アスリート達は全員が、こういう素晴らしい舞台を用意してくれて、ありがとう、とホスト国への感謝の意を表している。オリンピック開催の意義を見事にアスリート達が示してくれた。こうなると、メダルそのものの取得や、金、銀、銅の差は無い。【感謝】の二文字が、あらゆる競技場でのインタビューで流れた。日本、日本人のイメージが世界に流れ、世界の平和に連帯感を齎した時が流れたのではないだろうか。この意味において、オリンピックは成功したと言える。

ここで、オリンピック開催直前に地元新聞に掲載された夫の寄稿文をシェアしたい。【平和の連帯深める五輪に】という思いは達成されたのではないだろうか。

 しかし、国内事情がこれから問題となろう。コロナ感染拡大は加速し続け、オリンピック開催に向けて当初の予算の二倍半という莫大な費用をつぎ込んだ。大変な赤字だと言われている。そして、開催したことで、コロナの感染状況が不安になる。24日からはパラオリンピックが開催される。それまでの二週間が正念場であろう。

ボランティアとして参加している勇気ある娘夫婦にもエールを届けたい。