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2026年7月8日水曜日

7月5日(日)「国宝」以来、凄い日仏合作映画に遭遇「急に具合が悪くなる」

 7月5日 梅雨時の雨模様の中、夫の友人からの勧めで「急に具合が悪くなる」という一寸変わったタイトルの映画を見た。5時50分~9時10分、3時間半の映画。越中島グループの啓子さんからラインでこの映画のことは知っていた。浜口竜介監督による映画で、この浜口氏は啓子さんの友人の家族であり、二人の女性主人公が揃ってカンヌ映画祭で主演賞を獲得したこと。浜口監督と言えば、作品を出すたびに賞を獲得している人。タイトルから、さほどシリアスなものでは無いと思っていたところが、哲学的でリアルな問題で、知性と人間の尊厳を思慮する知性を持ち合わせた二人の女性の会話が静かに、鋭く、深く体のどこかに突き刺さるように時間が流れ、長時間の鑑賞もあっという間に終わった感がした。

キーワードはユマニチュード。フランス発祥のケア技法。単なる介護技術を超えて「人間を人間として扱う事」が根本になり、人と人が魂を通わせ合うコミュニケーションの象徴としている。尊厳の回復と意志疎通の象徴。ユマニチュードの基本要素は四つ。「見る」「話す」「触れる」「立つ」。相手を管理、統制するのではない。尊厳を持った一人の人間として認めるための実践として描かれている。

効率、利益優先の資本主義への闘いともなる。冷徹な社会構造に対する抵抗が見られる。ヴィルジニー・エフィラ(仏人女優)演じるマリー=ルーは介護施設でユマニチュードの理想を導入しようと奮闘する医療人類学者。だが人手不足やコスト、目先の効率性を求める資本主義的な仕組みの壁にぶつかる。がん闘病の哲学者であり舞台演出家の真理と偶然出会ったことが、自分自身と人生にどう向き合っていくのかという深い思索に入り込み、この二人の女性の対話の広がりが圧巻である。真理が急に具合が悪くなることを告白したことがマリーを揺さぶることに。

「ケアする側」と「ケアされる側」の双方向性にキーはある。よりよくケアすることによりケアする側の尊厳も保たれるという哲学に深い共鳴がある。依存し、頼り合うことで初めて「人と人の繋がり、関連性」が生まれるというケアの双方向性の解釈が核となっている。

作中でのユマニチュードは、認知症ケアの枠組みを飛び越えて、私達が他者と共に生き、一人の人間として関係を結んでいくための倫理や姿勢として深く解釈される。

因みに、真理を演じた岡田多緒さんの演技は余り無いがその語り口には魅せられた。落ち着いて、説得力があり、フランス語も上手。体からのエネルギーは無に等しいが丁寧で知的な会話にはバイタリティーが感じられる。長い長方形の俎板のようなイメージで人間臭さが無いが秘めた人間の知性と能力を感じる。

もう一度見たい映画である。

2026年7月3日金曜日

6月30日白樺会

 一年半振りに開催された白樺会(1990年代からノルウェーに在住した夫人の集まり)に出席。当日はFIFAのトーナメントがスタートして日本はその初戦にブラジルと対戦。未明の放映をやはりライブをとの意気込みで感染。実に素晴らしい戦であった。惜敗もいいところ。前半で先制点を獲得した日本は、ひょっとしてひょっと!という気持ちも持てた。が、ブラジルの勢いに負けてしまった。残念至極であった。

朦朧とした気分で東京へ。今回の白樺会は大岡さんと細野さんが幹事。丁寧なご案内のおかげで、見つかりにくい会場もすぐわかった。「Acqua Pazza」(狂った水、暴れる水という意)という名の知れた日高シェフのお店。外苑前駅から徒歩2分。郵便局手前のパサージュを入って突き当り。そもそも20人以上でスタートしたらしいこの会も今回は9名が参加。高齢化の波がここにも。大企業、商社関係の方々が主で大使館関係は澤井夫
人と私のみ。少人数なので親しく話が出来た。遅く入会した私だが、どうも最年長の匂いがした。商社関係の方々はまだお子さん達が学齢期にあって相当若かったようなので、年齢的にはまだ若い。中には、社交ダンス、テニスを続けている方もおられた。私はそれでもゴルフをやっているので(というより毎回成績アップを目指して頑張っている)話が弾む。それぞれ子育てに悪戦苦闘し、今や親の介護でい忙しいという方もいて、大変な部分もありながら、立派に今日があるという印象。在外勤務経験者は心身ともに強いとつくづく思う。

2026FIFA

 2026FIFA、スポーツの世界の祭典の時がついにやってきた。今回こそ優勝を、の決意で好スタートを期待される「侍ブルー」。応援体制に入っていよいよ6月15日(月)の未明対オランダ戦がキックオフ。勿論寝るのも惜しんでテレビの前に。そもそもサッカーなる競技に無関心であった私だが、夫が中学生の時にサッカー少年であったことを聴いてからサッカーを見るようになっていた。1997年、ブルネイに在勤した時にマレーシアのジョホールバルで開催された折、初めて国際試合を観戦して以来、サッカーに関心を持つようになった経緯がある。

2026年は6月12日に北中米大会が開催。日本は初戦をダラスでオランダと6月15日に対戦。相手は欧州予選で首位を快走した12度目出場の強豪。初戦で強豪とぶつかったが、0対0という結果に大拍手。続いて2戦目は21日(月)午後に対チュニジア戦。これは4対0で快勝。最後の対スウェーデン戦は26日午前1対1で引き分け。結局一次リーグはF組で2位通過となりトーナメントではC組トップ通過の強豪ブラジルと対戦。それが6月30日の未明キックオフであった。日本が戦ったリーグ戦は全試合ライブで応援したので睡眠をコントロールしながら熱狂的に応援した。そしてトーナメント初戦は前半で先制点を取ったので、行けるかもと必死で応援したが後半でブラジルの勢いに追いつかず、1対2で惜敗した。本当に良く戦い、惜しい惜しいの連発の場面も多かった。まさに惜敗であった。

思うに、オフェンスをもっと野獣の如く突っ込んで行っても良いのでは無いかとも思ったが、フランスのエムバテやアルゼンチンのメッシーを見ていると、スマートで迫力のある美しいシュートをやっている。ボールが来たところに居るという感じがする。ボールの動きの読みが鋭いのかもしれない。

トーナメント一回戦で日本は敗退したが、サッカー自体の面白さに嵌って、殆どの試合を追っかけて見ている。私の予想では、フランス、アルゼンチン、ブラジル、アメリカが4強になると見ている。決勝戦は7月20日4時のキックオフである。まだまだ楽しみが続く。

2026年6月11日木曜日

6月の楽しみ会

 

今年1月から参加しているシニアゴルフ愛好軍団による「たのしみ会」も今日で6回になる。毎月第2木曜日が設定されていること、幹事さんも不動で場所取りからマネッジメントもしっかりやっていただけて、私達は当日行ってプレイするだけ。梅雨の合間の晴れの日に巡り合え、まだ蒸し暑さも無く、最高のゴルフ日和となった。今回はピート台VIP

このグループで一番上手なMr.Akutsuとご一緒出来た事は幸運であった。出だしのインの10番ホール(par 5)でいきなり8を出してどうなることかと思ったが、先週張り付いてテレビ観戦した全米女子オープンでのNelly Kordaのあの冷静さが頭に浮かび、ミラクルショットの連続となる。前半ハーフにbirdieを一つ、parを二つ、double boggyを一つ、後はboggyということで44で回った。

後半もミラクルショットが続き、1番ホールでbirdie。8番まで、parを二つ、double boggyを二つ、triple boggyを一つだしたものの、45で行けそうと思いきや、ここがゴルフの恐ろしいところ。最期の9番ロングホールに落とし穴が。3オン直前の20ヤードのアプローチでシャンクが出てしまった。しかもそれがバンカーに入り、バンカーから出られない。バンカーで6打の記録。3オンしてparで上がれると軽く思っていた矢先の地獄を味わってしまった。結局最終の9番ホールは12。悔しいことこの上なし。結局後半は51。44 + 51で95になってしまった。ハンディーが20なので3オーバーという結果。もしかしたらエッジシュートも不可能では無いなんて秘かに思っていたものの、見事に外れてしまった。

しかし、今日のゴルフはいつになく、最後の1ホールを除いて疲れも無く、気分も晴れやかに出来たとおもっている。7/13 位。

2026年6月8日月曜日

小石川後楽園

毎週土曜日BSで放映される村雨氏(庭師&俳優)の庭園紹介に目が留まり、水戸光圀が手掛けた小石川後楽園に魅せられ、絶対行かなくてとの思いがつのって、越中島仲間に連絡。麗しの越中島レディーズの1人、啓子さんは小石川に住み、外国人グループにガイドもやっている。何十回と行っているに違いない彼女が即「行きましょう!」快く声かけをして下さった、才子さん、ひろ子さんも、つまり全員が6月2日に現地に集合。大型台風6号がやってくる直前をタイミング良く狙った形で、曇り空で暑くなく、心地よく、最高の庭園見学となった。庭園はテレビで前知識もあったが、啓子さんがプロ意識になって丁寧に案内して下さり、当時の武家の高い文化意識の下、中国から朱儁庭専門師を迎えて造られたという庭なので、中国的要素も少し加わり、でも違和感はない。当時のように、中国文化への高い意識を持った武家のお陰で、今日の日本文化が育っていることを再認識すべきである。政治的要素が原因で悪化している日中関係はここでは無縁である。

梅収穫期

 5月末は庭仕事で忙しくなり始めた。花々が賑やかに、美しく咲き始めると共に、雑草が成長し始め、家庭菜園からも目が離せなくなる。その上を行くのが、タケノコの収穫(我が家に生えるわでではない)、庭の2本の梅の木が今年は実を立派に付け、収穫作業が大変だった。梯子によじ登り、上の方も全部もぎどった。落ちたら悲劇になるので、慎重に慎重にやったおかげで、何とか無事にもぎ取れた。それでもその保護色であることから見落としもいくつかあった。嬉しい悲鳴とはこのこと。我が家からの梅4㎏、お隣の森から3㎏、塩10%の梅漬けをやる。残りはラッキョウ酢に。赤紫蘇が出るのを待つのみ。

草刈りも草刈り機がまだ使える。敷地内の3分の一を2時間で。台風6号が去った直後をねらったので借りやすい状況ではあったが、機械の方が、一定速度にならなくて、怖い時もあったが何んとか夫の作業が少しでも楽になることを願って自主的にやったこと。無事に出来てホットする。

佐渡 裕氏の指揮による新日本フィルを鑑賞

 5月24日、タイミングが遅れてのチェック購入だったため、贅沢ながらS席が購入可能だったことから思い切って夫と出かけた。電話でコンビニ経由の購入が可能なので大変便利。約20年前、ノルウェーから帰国して夫の最後のポストが大阪であったことから年末に大阪城で開催された佐渡裕さんの指揮による第九の1万人の大合唱を鑑賞したことがある。世界に進出される前であったかと思うが、背が高く、温かいイメージの佐渡さんにすっかり魅せられた記憶がある。その後、東京に戻り、退職後の生活の変化と日光に居住を移動させ、新しいキャリアが再スタートした。そして月日が経ち、今回宇都宮で氏の指揮によるメンデルスゾーンの作品が演奏されることを知って久々に出かけた。そこで、偶然にも律子さんご夫妻に遭遇。ゆっくりお話は出来なかったが、ご主人がクラシック愛好家であることを再認識出来た。好きな事は、年齢を重ねても衰えないものである。今や世界でご活躍の佐渡裕さんの演奏がこのように聴けて本当に良かった。