幾何学堂での思いから一週間、偶然にも同じような立場で活動する人との出会いがあった。日諾(日本・ノルウェー)協会のコーラスメンバーの柴田氏が突然我が家を訪問。夫がこの協会でやはりコーラスグループに入っていることから、翌日女峰山に登るため、前日から日光入りし、日光在住の夫を訪ね下さったのだ。コーラスの方では経験豊富でリーダー格ながら、物静かな口調で小柄でもあり山登りというイメージではなかったが、3時頃から結局9時過ぎまで滞在されてお食事しながらお話しているうちに、やはり普通の方ではないことが分かった。つまり、ボランティアグループに入って、視覚障害の方々の山登りのガイドをしているという。そもそも山登りは社会人になってから始められたようで、孫が小学校5年生の秋に百名山を踏破した話には驚いておられた。百名山はまだ半分ぐらいとか。しかし、健常者の山登りではない。山に登りたくても単独では登れない人達を助けて、山登りの感動を味わってもらいたいがためのボランティア活動である。時間はかかる。後で連絡をいただいたら、日光山女峰に朝5時霧降の駐車場を出発。17時に下山というから12時間の行程だったよう。今回は3人をリードされた由。自分が登るのに目一杯なのに、3人の人に寄り添いながらの上り下りである。肉体的に超難度。人に寄り添ってのこういった活動をされていることを知って本当に頭が下がる思いである。
先週といい、今週と言い、続けて、特別なボランティア活動をしている人達を目前にして、生き方の姿勢を学んだ思いである。
0 件のコメント:
コメントを投稿