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2019年11月17日日曜日

日光東照宮美術館での假屋崎省吾の世界展を観て

11月16日(土)

ユネスコ活動の後、同じ山内にある東照宮美術館へ。假屋崎省吾氏の世界展というのを見て来ました。あれだけ国内外で活躍されている氏の世界に今まで接する機会が無かっただけに、このような紅葉酣のタイミングで観ることが出来て大変ラッキーでした。ダイナミックな宇宙観のある作品群は、背景にある横山大観や荒井寛方、中村岳陵画伯の襖絵と見事に協演し、迫力を持って迫って来る。絵の無い硝子戸越しには錦の紅葉が覗く。借景を巧みに誘い込む。
10作品異常はあったと思うが、それぞれに異なるアプローチで宇宙に迫って行くような圧巻さがありました。最後に、キオスクで10年前にお書きになった本を見つけ、ご本人に目の前でサインしていただくというサービスを受け、一寸目を通したところが、一気に読み終わる始末。この小さな本が又圧巻。人生の訓辞が溢れ流れ出す程詰まっていました。氏がピアノをプロと連弾される程の才能を持っておられることも知りました。ブレない夢を持ち、好きで努力出来て楽しみを知る。何だか人生のスタートラインに立たされた思いに。写真は一部友人のをシェアさせていただきました。
















11月9日

日光ユネスコ協会主催の第21回「絵で伝えよう❣️私の町のたからもの」展が日光杉並木公園ギャラリーで開催中。本日は当番で午前中当ギャラリーで約70名のお子様連れ来場者に接する機会を得ました。この小3の稔梨ちゃんは自分の作品を教えてくれました。実際に中禅寺河畔にあるイタリア大使館別荘記念館をスケッチして仕上げたという作品は見事に日光商工会議所会頭賞を獲得。誇らしげな笑顔がとてもか愛らしい。その脇には蒸気機関車「大樹」を描いた数々の作品に気に入っている弟の姿が。

11月16日 上の展覧会は本来下の輪王寺紫雲閣での表彰式があって展覧会が開催されるのが恒例であるが、今年は場所確保の問題から、順序が逆に。しかしながら、今回のスケジュールは理想的な結果的に。紅葉の時期とマッチングして、環境は抜群であった。
=日光世界遺産登録20周年記念
=日光ユネスコ協会創立20周年記念
行事として、第21回「絵で伝えよう、私の街の宝物」絵画展と「平和の鐘を鳴らそう」が本日、この秋日和の紅葉が輝く良き日に日光山輪王寺で盛大に開催された。表彰式の時の緊張感と喜びを秘めた子供達の様子は実に純粋で素直で、これこそ宝物でした。




2019年11月6日水曜日

令和元年文化の日連休



    11月最初の週末の連休は大忙しでした。楽しむためには苦労が必須ということを実感。2日(土)の昼に、名古屋から名古屋大学に短期留学している南京からの呉君と東京から上智大学に留学している杭州と大連からの唐さんと李さんが日光に到着。我が家で軽く昼食を取った後、夫が3人をまず東照宮に案内。翌日に大きなイベントを企画している関係で、私はその準備に大忙し。3人が我が家に泊まる態勢を整え、買い物に走る。今回、つくづく加齢による要領の悪さを実感。大量の買い物は避けるべし。買ったものを袋に入れ忘れているのを夜気が付いて、翌朝一番にお店に飛び込む始末。でも、日光人は善良な人ということを知って感激しました。袋に詰め残した3袋のトマトと1袋のみかんはちゃんと保管されていたのです。落ち込んだ私の心は復活して元気百倍に。初日の夕食はすき焼き。3人の学生さんたちは来日前の大学で日本語を勉強しているため、コミュニケーションはスムースで、いろんなお話が出来たこと、又、みんな大変優秀で、呉さんはピアノが弾けて翌日のコンサートでの出番のリハーサルが出来、2日目の夕食は唐さんが作ってくれたことなど、若い人達と実のある交流が出来、気持ちも大変盛り上がりました。彼女の料理の腕前には驚き、感心するばかり。関心があるということはこういうことなんだと納得した次第。

翌日は全部で20名のBBQ+ホームコンサート。BBQとは言え、焼くのは肉類、ソーセージ、特大生椎茸とピーマン程度で、他のサイドフードの仕込み、準備にかなり手をかける結果に。鮭寿司とおいなりさん。クスクス料理、ジャーマンポテトサラダ、真佐子さんがいろいろ野菜の入ったポテトサラダと大きなシフォンケーキ3個を焼いて差し入れをして下さったのが大助かりでした。そしておつまみの数々。でも、お客様が沢山の数々のお土産を持ち込んで下さって、BBQテーブルは溢れんばかりの大賑わいとなりました。

そして後半は室内でのミニコンサート。まだ音大生ながらプロ並みのピアニスト大野紘平君とオーストリアの国立音大大学院を修了して帰国したばかりのバイオリニスト渡邊響子さんを中心に、我々を含めて素人の音楽愛好者が参加して大変盛り上がったコンサートは大成功。東京から日諾協会のコーラス部の方々6人、宇大留学生3人、地元のピアニスト大嶋浩子さんの御母堂(浩子さんは質の悪い風邪をひかれてダウンされ、お母さまは午後に大切な予定があってBBQだけにご参加。)、建築家で写真家のもう一人の康平さん、そして我々。急にご都合が悪くてこれなかった方々もあったが、若い人中心の交流、それも音楽を通しての交流は、力があり、楽しさがあり、明るさがあり、文化の香りありで最高でした。

一つ残念だったのは上智大の李さんが体調が不具合となり、一晩休んで翌朝一番の電車で東京に帰って行ったこと。この時期、室内に入り込むカメムシにも恐怖を抱いて夜は一睡も出来なかった様子。こういうこともあることを今後の為にも肝に銘じておく必要ありでした。  数々の写真が今回の交流の意義を語り伝えてくれることだろう。

令和元年(2019115日 記