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2020年12月13日日曜日

最後の自分史 「その後の歩み・・・」

2020年12月12日(土)「外交官夫人の妻として家族と共に歩んだ世界」の続編を書くという構想はかれこれ3、4年前からあった。しかし、なかなか捗らなかった。途中で何度か挫折し、モチベーションが鈍り、一時は絶望的になって諦めそうになった。時系列に過去の出来事を記述して、何になるだろうとも思った。そんな時、長女の朝子の「お母さんの将来の夢は何?」という問いかけが、疎かになっていた自分の生き方を見つめ直すきっかけになった。そして、平成が令和へ改元された2019年5月が我々の金婚式と合致するという大きな節目を迎えたタイミングにこの構想の作業のエンジンがスタートした。それでも雑用や所要で中断を重ねる中で時間は待った無しに突き進んで行った。そこへ、世の中を大混乱と恐怖に陥れる問題が発生した。新型コロナウイルスの感染拡大である。全く予期しないこのパンデミックに世の中が翻弄され、命の保障も危うい事態となっている。もう待った無しである。3人の子供達、6人の孫達が、夫々の道を歩む過程でいろいろな問題にぶつかったり、あるいは愉快なことに出会ったりしながら、ふと、彼らの両親、祖父母のことを思い出し、少しでもその生き様に関心を持ってくれることを願って作業を進めてきた。彼らに私の心が伝わることを願って今、237頁書きa上げたところである。(とりあえず79歳の誕生日を書き上げた日付とした。)


今回、外山滋比古氏「人生を愉しむ知的時間術」という24年前のPHP文庫本を読み直した。この中で、日記を書き続けながら、何があったか、何をやったか、そういう済んでしまったことをこまごま書き留めるのは単なる未練で、後ろ向きであると疑問を持たれたそう。前向きの物が欲しい。そこで、朝起きたら、その日にやることをリストアップする。そうすると張り合いがある。朝の予定表づくりの始まりである。過去形の日記と未来形の予定表の二つによって自分の一日一日の締めくくりがついているように思えるそうである。遅ればせながら毎日にメリハリをつけるため、私も、ブログだけではなく、小さな予定表を作って、出来た項目には✖印をつける。それを見るのは嫌だから、頑張る。成り行き任せにするより、多くの事が出来るかもしれない。