ページ

2019年9月29日日曜日

令和元年9月28日(土)令和を祝う会

恒例の「パークアベニューで昼食を!」が今回は令和元年を祝って「令和を祝う会」と名付けて開催。東京でも一、二を競う本来のフレンチ料理レストランにメンバーの約3分の1が集いました。O大使ご夫妻の時に国連代表部でご一緒した方々がメンバー。一年ごとの集いなので、お久し振りです、が合言葉。一年はやはり長い時間が経っていると思ったり、昨日会ったばかりなのにという思いを持ったり。人の印象って勝手なもの。本来ご夫人の昼食会であったが、昨年から可能な方はご夫妻でという趣旨に変更。今回は11カップルと単独で参加された方が4人。レストランは京橋鍛冶屋通りにあるMEIJIビルの1階。幹事役の一人として今回は事前打ち合わせに来たことがあるが、エントランスがとても控え目で上品に出来ていて、知る人ぞ知るという感じで、初めての方は見過ごしやすいかも知れません。私達が国連代に居たのが1993年8月~1996年3月なのでもう25,6年前のこと。丁度雅子さまが皇太子さまとご成婚された時と重なる。もうそんなに昔のことになった?という感じがしています。でもこうして、当時お仕えした大使ご夫妻と当時のお仲間にお会い出来る機会に恵まれていることに感謝する機会があることを誇りに思い、大切に継続していくことを望んでいます。9月30日 記

2019年9月18日水曜日


77回 日光清風塾講話会要旨 「日中協力発展の可能性を探ろう」令和元年825()



今年初めに講話会で米中の経済摩擦、北朝鮮問題、ヨーロッパの分裂など世界大転換の時期到来を予測したが、世界が分裂傾向になり、状況は深刻化している。中国の米国に対する厳しさ以上に、米国の中国に対する厳しさは強い。その状況下にあって中国の対日感情が良くなってきている。日本と中国が一致する政策、それは自由貿易政策であり、双方にとって経済発展の土台となるもの。このままだと中国は西側から孤立する懸念も。中国は自由貿易で一致する日本と手を組むのが賢明。仲良くしたいメッセージが出てきている。昨年5月には李首相が来日、日本政府は北海道でおもてなしをし、友好ムードを産んだ。昨年10月には安倍総理が訪中、親日ムードは更に前進。今年秋の即位の礼には習主席が最も信頼をおく王副主席を送り込んでくる。そして、2020年、習近平主席の日本公式訪問が決まっている。

 そこで今回は一帯一路に焦点を置いて、日中協力発展の可能性を探ってみよう。日本は米国の保護貿易には反対であり、日本政府は自由貿易主義を守るために、二国間の問題として一帯一路に協力することにした。日中間に不安定要素はあるが、中国側の期待は絶大。

    1990年代の中国経済発展は自信を得ることになり、アメリカのような国を目指すことが夢に。日本はバブルが崩壊した時で、日本に頼ることなく、公的な傾向として自国で技術開発出来るようになり、日本への関心が薄れていった。しかし、規制のある中国だがSNS上で情報が入手出来、日本文化への関心は高まり、ビジターも多い。個人レベルでは日本へのイメージが良くなってきている。

 日本はどうすべきか。①チャンスと捉えて対米関係を保ちつつ中国との関係を良くしていくこと。アジア、世界の平和の発展に貢献出来る。②政治経済体制が異なるから一体化は無理だが、関係をよくしていく為に日中関係をリメイクしていく良いチャンスである。

 ここで宇大大学院を受験したばかりの中国からの学生が一帯一路についてプレゼン。

一帯一路とは何か。数十年かけて中国からヨーロッパへのシルクロードに投資を行い、発展途上国のインフラを確立して平和繁栄を期待。しかし、多額の投資をやり過ぎて債務問題が発生し、政治問題になってきていることも指摘。日本は協力に消極的だったが安倍首相が協力を昨年112日に表明。日本に対する期待が高まっている。

 ここで改めて塾長による一帯一路の解説に。2013年に打ち上げた一帯一路の狙いは①中国の経済圏の構築②TTPに対抗。先進国から締め出されることを懸念。③生産で国内需要に限界。莫大な余剰金を投資して交通網、工場団地などインフラ確立。ところが中国の国家予算で創ったものの運営が全部赤字となっている。そこで日本の発展途上国への援助政策の成功実績から日本への協力要請が。事前調査の重要性を認識。Feasibility Studyの重要性。商業的に成り立つプロジェクトかどうか調査した上でしかお金の貸し出しは行わない。国益中心で中国は金融業が未熟。AIIBは不安。IMFや世界銀行、ADBにたよることは世界経済に問題を及ぼすことになる。

 要はひずみが出てきているこの大プロジェクトに日本が事前調査のノウハウで協力することになり、今後日中関係の改善発展が期待されるところである。


敬老の日イベント 9月14日(土)~15日





 

三鷹にいる孫No.6の幼稚園での敬老の日のイベントに参加。近場の井の頭公園や動物園、更に歩いていける距離でのシャインマスカット狩りにも出向いてきました。取り立ての大粒のマスカットは味も見栄えもそれはそれは見事でした。

日光清風塾「日光裏街道歴史ロマンの旅第3回」 9月12日(木)

日光清風塾の楽しいイベント「日光裏街道歴史ロマンの旅」第3回目。明智光秀に焦点を当て、彼を取り巻く人間像、人間関係、表と裏、どこまでが史実としてとらえられるか、フィクションが蠢く歴史上最高に謎の多い人物だからこそのロマンの旅が広がります。地元民であり、幅広い研究と深い探求心に基づく古田秀夫さん(日光清風塾理事)のお話は参加者をロマンの世界に引き込ませてくれます。

細川珠生(細川ガラシャ子孫)さんの著「明智光秀」をもう一度読むことに。この本では、歴史上頭のいい悪役と位置付けられている明智光秀のイメージを払拭することに視点が置かれている。光秀がやった本能寺の変は天皇と国を護るための正義の戦いだったとしている。その動機がいろいろ論じられているが、文化人であり、知識人であり、教養の高い光秀が何故?という疑問は永久に存続するであろうし、その死に関しても、不確かなまま。後の天界僧正が光秀だという説については、この本では一行だけ軽く書かれているだけで、余り重くうけとめられていないのが残念。大方の人は光秀が天界僧正であると信じたいのではないだろうか。仮説を実証していくロマンの旅は実に面白いのだが、来年の大河ドラマはどのように脚色されていくのかが楽しみなところです。古田さんに来年2月頃にこのロマンの旅をナビしていただいて賑やかな議論が出来るのを楽しみにしているところです。
参道で60年以上も「鶯笛」を作って売っているというおじさまに初めてのご挨拶が出来ました。



昨日は夫と群馬へ。ブラジル料理フェジョアーダが食べたいというので次女おススメのレストランを探して辿り着いたら、「定休日」!別のお店が夕方から開くというので昼は群馬名物のうどん「お切りこみうどん」を食べようとしたところ、お店が見つからない。さすらっているうちに「手ごね屋」という店を見つけ、入ってみると細い綱のようなうどんに出会いました。辛旨煮キノコ汁をつけ汁に、何とも腰の強いうどんを入れ食べ応え大あり。辛くて汗タラタラ、でも旨煮汁の旨さは格別でした。満腹状態で急遽富岡製糸工場へ。かなりのドライブに。近代産業の原点を見て明治時代の人々の凄さを再認識。殖産興業を掲げた明治政府が力を入れ、日本近代化の幕開けとなった富岡の現地を見て、思いがけない今回のドライブを思いついたことに我ながら驚いている。大いに意義があり、充実したものとなった。和田英という女工が女工の生活を書き残した「富岡日記」が絹産業、ひいては日本の近代化に大きく貢献したことを始めた知った。設立指導者フランス人ブリュナの存在、レンガ製法を伝授して富岡で煉瓦が造られるようになったことも含め、器械製糸技術の指導、開発が相当に行われ、一時、製糸の輸出量は世界一だったという。明治の初めに操業開始され、昭和と共に停止されるまでの115年間、製糸操業がし続けられた製糸場である。2014年に世界遺産に登録された。明治時代の人がいかに優れて、エネルギーがあったかを感じ取ることが出来た。2時間程自由に見学して回り、再度太田市に向かう。7時頃ブラジル料理にありつきました。当初の目的を果たし帰宅したのが9時半頃。約12時間(正味7時間)の群馬へのドライブとなりました。距離的に東京まで往復した程かも。知、体、両方を刺激した一日となりました。




2019年9月1日日曜日

ホストファミリー大集合 2019年8月31日

今まで、日光清風塾企画のホームステイプログラムでホストファミリーとしてご協力いただいた方々とBBQお喋り会を決行。予報では雨ということであったが、幸い、程よい天気に恵まれ、留学生3人を含めて総勢18人が庭で賑やかに親睦を図ることが出来ました。2016年2月には南京から12名、2017年には2月と6月にそれぞれ浙江省から7名、10名、2018年7月に2度、それぞれ浙江省と南京から21名と7名、更に同年12月にインドネシアからの学生9名、そして今年6月には浙江省から8名と今まで7回実施。その都度、必死でホストファミリー探しに奔走し、ようやく一定数が得られるようになった。やって無事終わるとやはり頑張って良かったという思いになる。今回は宇大の中国人留学生が参加してくれたが、二部の室内でのコーヒータイムには、塾長が、ホームステイプログラムに辿り着いた経緯をPPを使って説明。今後の楽しい交流を期待。学生達は夜10時までゆっくりして、おしゃべりが尽きなかった。彼らと話していると、中国の若者の現況、学校環境の様子、家庭の在り方、文化など、いろいろ学ぶことが見えて面白い。夕食は、お昼のレフトオーバー、我が家の残り物のカレーで満足してくれた。