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2021年9月1日水曜日

「古の京都girls」ネットお喋り会 2021年8月31日(火)

 昭和40年(1965年)京大卒業の親友4人が、偶然にもこのタイミングで、ズームミーティングをスタートしたのが2020年9月15日。私は会の名称を勝手に「古の京都girls」と呼んでいる。その時は確か愛知県在住の康子さんがホスト役。その後、私が引き受けたりしたが、幸いに、この年代で、ネット操作が出来るのはありがたい。子供たちとのコミュニケーション維持のために、子どもたちの指導を受けながら、喰いついてやってきたおかげである。今どきの利器を使うことを怠ったら、どんどん社会から置き去りにされるばかりではなく、自分自身が退歩していくばかり。とはいうものの、最初は4人が一斉に、スムースにzoom上でピタリと歩調を合わせてスタートしたとは言えない。愛知県の康子さん、フランス在住の茂子さん、府中の寛子さん、そして日光市在住の私。zoom が開けなくて手間取ったり、音が出なかったり、お互いにいろいろ失敗を重ねながらでしたが、2月に徳島の幸子さんが加わって5人のグループになって佳境に入り、積極的な彼女がホスト役を買って出て下さったおかげで、10回目の昨日は全員が一斉にスタートラインに立つことが出来た。毎月最後の火曜日、日本時間で夜8時半、フランスは7時間の時差のため、午後1時半スタートが定着してきている。めでたしめでたし。

ところが、昨日のチャットで話題になったTOKYO2020に対するコメントを聞いて、大変なショックを受けてしまった。そもそもオリンピック開催の是非が問題にされてきていたが、開催が決定されたからには、この状況下で最善を尽くして、最大の効果をあげるべき方向に舵取りを定めてローンチした筈である。スポーツ好きの私は、そんな中で、毎日の競技を最大限、テレビ観戦しながらアスリート達を応援した。個人競技にも熱が入ったが、やはり、マスゲームには、我を忘れるほど、身を乗り出し声を挙げ、拍手をしてその場には届かない声援を送ってきた。不思議なもので、オリンピックとなると、やはりナショナリスティックになって、日本を応援する。サッカー、野球、ソフトボール、ラグビーから水泳、卓球、テニス、ボクシング、柔道、陸上、、可能な限り、競技は見まくり、目と頭が朦朧とするほどに熱狂する。記録が毎回更新されるにつけ、人間の体力、能力には限界が無いように思えて感動する。パラリンピックに至っては、科学の開発と本来の人間の能力がコラボしてやはり記録は更新されていく。殆ど信じられない世界がそこにある。感動せずにはいられない。

しかしながら、このzoom meetingの仲間は、殆どテレビ観戦していないという。オリンピックの開会式、閉会式もさっと見た程度で、内容を評価していない。コメントが至って冷静で完全に大人になりきっているのか、感動が無い様子。私は、話が盛り上がるとばかり期待していたこともあり、愕然とした。言い換えれば、私は、幼稚っぽいのかも知れない。(子供たちと感想を言い合った時は、心が通じ、分かり合えた。感動を共有出来て、嬉しかった。)開会式、閉会式の自分の感想は、このブログ上で、先に記述しているように、私は、十分楽しみ、少々違和感があった部分はあったとしても、全体的に、素晴らしかったのではないかと思っている。それだけに、昨日の意見交換(?)ではショックを隠し切れなくて、思わず、「うそ!えっ??」と画面上で叫んでしまったほどである。年齢を重ねると、一般的に、背俗離れして、第三者的な、批判的な物の見方になると言われる。私は、物理的には確かに年を重ねてはいるが、キャーキャー言いながら、アスリートを必死で応援するほど、精神的には、まだまだ若いというより、幼いのかもしれない。ショックは受けたが、ここまで書いてきて、これでいいのではないかと思い始めている。唯一、彼女たちから同感を得たのは、クローズイングで次の開催国パリへのバトンタッチの仕方が、最新のデジタル技術を使ったアイディア溢れる動画映像へのエールであった。

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