5月9日 感動のフルートオーケストラ演奏 目に鱗とはこのこと。
2年前から足利より古巣のニューヨークに移住された友人である相場晧一氏が恩師青木明フルーティストの大コンサートの為に一時帰国されるとの報に接し、しかも門下生が大集合して参加するコンサートだと分かり、私達は駆けつけて聴きに行った。フルート演奏と言えば、ソロ演奏しか聞いたことが無かったが、今回は、それがオーケストラ演奏とわかり、圧巻の迫力のある演奏を初めて鑑賞して感動してしまった。青木氏は93歳だという。今回で10回目の演奏ということであったが門下生の多いことがうなづける。彼のソロ演奏もあったが、車椅子でのフルートオーケストラ、メンデルスゾーンの交響曲第3番、40分余りの大演奏の指揮をとられたのには驚いた。檀上で車椅子からピアノ用の椅子に移り、長時間のタクトを振られ、そこから醸し出されるオーケストラの力強い演奏は圧巻であり涙が出て来るほどの感動を覚えた。聴衆全員が感動の渦に巻き込まれていくのを感じた。フルートは静寂で物悲しく、哀愁を秘めたロマンの世界を描いていたが、オーケストラがこれほど力強いものになるとは。青木氏の夢はオーケストラ演奏を充実させることだったようで、今回はその集大成になったのではないだろうか。
七十代(?)の相場氏はニューヨークのジュリアード音楽院でフルートの勉強をされた人で多分門下生の中では大先輩にあたる人だと思う。わざわざNYからご夫人(ピアニスト)共々駆けつけられ、このオーケストラに加わって演奏された。オーケストラに20余名の名前が書かれていたが、青木氏のお話では、演奏に力強さを出すために今回はティンバニー、チェロ、コントラバス、ハープを加えられたとのこと。長時間の指揮に絶えられるだけの体を鍛える努力もされたことと思う。頭脳、目、耳は健在というより、超一流。
昭和音楽大学のゆりホールは250名の関係者、愛好家が集まり、熱気に溢れていた。演奏後にはホワイエでレセプションがあり、感動した聴衆がそれぞれに青木氏と記念撮影を延々と撮っていた。青木氏は町から奥まった所にお住まいで毎日車椅子で市のコミュニティーセンターに通って2時間練習されているとのこと。道中には友達になったカラスがいるという。(笑い)幸福感と悲壮感が交錯する実り豊かな人生に乾杯❣
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