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老舗の料理屋”わらじ”で。 |
2月14日正午頃に夫と二人で京都 に到着。親友のHirokoさんと改札口で再会。3時から思文閣でのノルウェー人アーチストの美術展のオープニングまでの時間を共に食事でもして一緒に会場へ行くのが当初の希望だったところが、御主人のさりげないお計らいが待ち受けていてびっくり恐縮。「わらじ」という鰻雑炊(うぞうすい)で有名な老舗に案内されて大変なことになってしまいました。更に、ご一緒に知り合いの陶芸家夫妻もお呼びになっていて二度恐縮。その方はあの河井寛次郎陶芸家の甥っ子の子供であるという。お話を伺っているうちにブルネイに赴任する時にお祝いでいただいたあの銘々皿の作者であることがわかり、感動してしまいました。あれから17年の歳月が経っている。生きているということは奇跡のような運命に支えられている気がします。鰻の雑炊も初めていただくもので、何とも京都らしい上品でやさしい味付けでした。そこでの出会いは素晴らしいものとなりました。
更に食後には、河井寛次郎記念館にご案内をいただき、平素は余り触れない別世界の芸術の香りに触れさせていただきました。寛次郎の作品の色遣いに魅せられ、その詩情と哲学には凄さというより、謙虚で優しい生き方がベースになっていると感じました。陶器だけではなく、生活用品のデザインも沢山手掛けていることを発見。そもそお飾る陶器ではなく、生活の中で使い馴染んで貰うのが本心であったとのこと。心の通う陶器ということなのだと思います。
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