昨年同様、日光ユネスコ協会(日ユ協会)と今市工業高校生徒会との交流学習会が開催された。前回は高校生側の活動発表が中心であったが、今回は、日ユ協会側から本来のUNESCOとその理念に基づいて活動する日本ユネスコ連盟に所属する日ユ協会の活動の概略説明がなされた。
○校長先生の挨拶の中に地元地域に貢献出来る人材育成が目標という言葉があり、高校生にユネスコへの関心と理解を期待する姿勢が伺えて大いに励まされた。
○日ユ協会が行っている三つの活動①カンボジャに寺子屋を建設するために書き損じはがきを回収していること②世界遺産である二社一寺周辺の環境モニターリング③平和の鐘を鳴らそう運動を地元の二つの寺の協力を得て行っていること。
日ユ協会会長の寺子屋を建設したカンボジャに実際に行って経験した話は生徒にインパクトを与えたようだ。つまりカンボジャの歴史に触れてポルポト政権時代の後遺症が今の親の世代に大きく残っていること。学ぶことが組織化されていない現状があること。生きるのが精一杯であり、世界にはいろいろな人間がいることを認識する必要がある。半歩づつでも前に踏み出して世界の平和を目指そうではないかと生徒達(17名参加)に呼びかけが出来たことは大きい。最後に生徒側から質問も出て、彼等の真剣さが伺えた。
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