日光清風塾 第37回講話会 「住まいと生活」11月30日(日)要旨
今回は建築士である平岡一二理事が担当。
日本古来の建築の特異性の説明から始まり、西欧建築と日本建築の耐用年数の大きな違いがどこから来るのか、建築資材の問題、住宅メーカーまかせになっていないか。住居はランニングコストも考慮に、住む人が自分で機能性、経済性をもっと考えるべきである。快適な住居は健康にも結びつく。快い住環境と健康管理を重視した建築が理想の建築と言えるという結論でした。
ツーバイ工法を日本で先駆けて導入した話。英国で開発され、開拓時代に米国で多く採用。シンプルで強度の試算が簡単であり、新世界開拓に向いていた。アメリカのシアトルでは100年以上経っている家が沢山ある。構造が簡単でリニューするのが簡単。時代の環境に順応させてリニュー出来る。日本の従来型建築は解体するので大変なコスト高になる。阪神大震災の時、この工法で建てられた家屋は一軒も倒壊しなかった。耐震強度が高く、台風にも強い。住宅建設コストは決して高くない。シンプルなデザインでリニューするのが簡単。従来建築のものは30年もすれば一からの立て替えになるが、ツーバイでは部分的に改造出来る。そうすることにより長く住めるし財産になっていく。
結露対策、断熱材の理解、建築資材として木材が優れていること、室内の温度管理、木製及び塩ビのペアガラスサッシの使用など、具体的で専門的な話となり、もっと早く知りたかったというコメントもありました。
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