今夏第二回目の中国からの学生ホームステイ体験が猛暑酣の中、7月23日~28日の期間予定通り始まった。今回は6人という少人数ながら、いろいろハプニングが多くて
下向きになりそうでしたが、これも次への糧になると捉えて、最後は上を向いて歩き始
めました。終わりよければ全て良しとは良く言ったものです。
いろいろなプログラムの中で今回印象に残ったのは、公民館での料理体験交流、卓球大
会の後のプロジェクターを使っての文化論講義。河合老師が、中国語、英語、ごく希に
日本語(今回の学生は日本語の下地零でした)を駆使しながら、ファッション、庭園な
どの写真を見せながら、中国と日本、西欧との美意識の比較をやり、何より、彼らに意
見を言わせたこと。最後には浦島太郎の話も紹介したりするうちに彼らの心がだんだん
開いてそれに似た中国の昔話が出てきたり、出始めた質問の中に、日本人は中国人をど
うみているのかといった意見が出たことは素晴らしいと思いました。交流とはこういう
ことなのだと。表面的にコメントするだけではなくて、思っていることを自由に言葉
するということ。コミュニケーションを取るということが交流を深めることであり、相
手をより理解するということに繋がっていく。つまり、コミュニケーションを取るため
に、我々は語学を勉強する必要があるということ。勿論、音楽、芸術の分野は言葉とは
無関係にそれがスムースに伝わっていくというのはあるが、基本は言葉だとつくづく思
いました。