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2018年10月4日木曜日

第69回日光清風塾講話会 平成30年9月30日


第69回日光清風塾講話会 「アセアンの大国インドネシア」 2018年 9月30日
   (河合正男塾長の講話会は今年度(4月以降)に入って5回目となる。第70回目は
    今月10月28日(日)に開催予定。)


12月にインドネシアの学生を日光でホームステイさせることになったので、インドネシアの話をしたい。インドネシアについて頭に浮かぶのは人口が多い事(中国、インド、アメリカに次いで世界で第四位)、多民族、多言語国家であること、地震国(スマトラ島、バリ島、ロンボック島、スラウェシ島で続いている)であり、観光資源も豊富で、石油産出国であること。 更に、今年のオリンピックアジア大会を開催して成功させ、アジアでは日本、中国、韓国に次いで2032年のオリンピックの招致に立

  ち上がっている。

 親日国。日本の敗戦後、旧日本兵がインドネシアの対オランダ独立戦争に参戦。約40年前我々がインドネシアに駐在していた時、ジャカルタには旧日本兵が約250人いた。スカルノ大統領は日本軍の中で教育を受けた人。

スカルノは反欧米路線を取り、共産党路線で親中国であったが西側でも日本とだけは友好的だった。デビ夫人の登場。ジョコ現大統領はスカルノ大統領の第一夫人の娘であるメガワッティ元大統領の系統を踏む。1930年代、スカルノ達青年指導者はインドネシアを統一するための言語を造った。インドネシア語はそれまで大半の人が話していたジャワ語ではなくマレー語を主体にして人工的に作られた言語でどこでも通じるようになった。ジャワ語はヒンズー教の影響を受けており、カスト制度から差別用語が多いがマレー語は商人の言葉で平等な言語である。インドネシアは世界最大のイスラム教徒の国であるのでイスラム文化を理解して交流を深めていく必要がある。



 

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