ページ

2015年5月25日月曜日

日光清風塾第41回講話会 

41回講話会 「日光の魅力を再検討しよう」
 講師:小野義治副理事長

 まず日光の生態系の話。県庁での自然環境管理と観光振興の仕事に携わったことから日光の生態系を調査研究。更に日光自然博物館館長時代には大学教授、研究者との接触が多く、日光の有害鳥獣の管理計画など、一般市民が知らない裏の話を披露。生態系の管理というのは適正個体数維持手段を考えることで、増え続ける有害鳥獣(シカ、イノシシ、カラスなど)の自然淘汰と捕獲を管理統制すること。シカの場合、モニタリングを行って適正頭数を算出し、捕獲数を決めて行く。現在シカは増加中。現行の対応では10年後の生息予想頭数98,000頭で日光の人口を超す勢いとなる。生態系を研究するには日光は魅力ある所。
 
 後半は日光の歴史の話。日光は山岳信仰から発展したところ。日光三社権現、本地垂迹説、神仏混淆、東照宮三神輿などキーワードが多い。神社の格付け、天皇家との関わりなど、日光の歴史はいろいろな人がいろいろ言っているからこそあらゆる分野で奥が深くて興味深い。

0 件のコメント:

コメントを投稿