ページ

2020年2月4日火曜日

第80回日光清風塾講話会「今年の重大問題を議論しよう」2020年1月26日(日)


第80回講話会要旨 「今年の重大ニュースを議論しよう」 2020年1月26日(日)

ミヤンマー大使館での独立記念日パーティーでのノルウエー大使(女性)のコメントの紹介。「将来に最も悲観的なのが日本。」大きな国日本の将来がどうなるかを気にしているよう。

昨年の年頭の講話会のテーマだった米中関係、英のEU離脱問題はまだ存続。

アメリカの最大の問題はトランプの再選であり、米中間の技術移転、気候変動問題。

日本が向かう問題は何か。

  人口問題 

これは最大の問題で日本だけでなくアジアに拡大しているが国会では余り議論されていない。解決策は沢山ある。経済水準の向上と生活水準の向上を図り、女性が自由に

結婚、出産出来る環境を作る。将来の見通しが暗いところを打破すべき。

  温暖化を含めた自然災害 

自然災害対策を練る。避難訓練の重視。ダボス経済会議で国際協調主義の重要性が図られたことは前進(トランプ大統領は後退)。行き過ぎが災いしている資本主義の見直しを指摘。株主優先主義が社会の福祉を考えていない。企業ではいかに社員に給料を上げるか、いかに福祉に利益を回すかを考えるべき。自由主義市場の欠陥を補修すべきである。

日本も貧富の格差が増大している。

  アメリカ大統領選 

トランプ大統領は再選されるべきでは無いというのが大方の意見だが、トランプ氏には共和党の強いコア(一部サポーターの強い団結力)があるのが強み。再選されると、対イラン戦争が起こるかもしれないし、国際協調が失われて行く。11月3日まで、アメリカは大統領選挙戦で大きな論争が続くだろう。トランプ氏が再選されて得をするのは日本。日本の総理が一番彼に影響を与えるという見方。

  日本の憲法改正問題

安倍総理が在任中に是非という意気込みはあるが、余り進行するとは思えない。国民投票まで行かないだろう。理想論になるが、日本国民は誇りを持って国造りをやるべきではないか。信念のある憲法を考えるべきではないだろうか。

  安部リスク 

公文書改ざん問題、トランプ氏と仲が良い、自民党の体質問題、森友学園問題、桜を見る会問題、長期政権にストップをかけられない野党の弱さ。長期政権の驕り。

  習近平の来日 

香港の問題、台湾との関係など問題はあるが、訪日は今後の日中関係の上で重要であり、成功させるべきである。中国は自由主義圏で日本から一番意見をききたいと思っている。

経済的に日中双方運命共同体で話し合える関係をつくること。日中協力が進む方向に。

  オリンピック

 オリンピック後の景気後退の可能性。中央銀行資産の増大→景気浮揚、中央銀行が国家財政を支えているということ。しかし物価が上がらない。株が上昇→急落を懸念。

経済、社会の過剰流動性。

0 件のコメント:

コメントを投稿