12月18日 2年振りに大野紘平君のコンサートが宇都宮総合文化センター、サブホールで開催され、夫と出かけた。彼の今年6月に初めてのCDリリースの記念ツアーとして、出身地宇都宮で急遽開催されたもの。ハイレベルのピアノ演奏をしながら、共演者のサックス奏者大坪俊樹氏との相打ちトークも巧みで、純粋なクラシック演奏者の枠を超えてのエンターテイナーとしての立場を本当にエンジョイしている感じがする。緩いキャラクターが親しまれて、このコロナ禍でも忙しく活動している様子。youtuberとしてネットでどんどん「こへまる」の名前で人気を広げている。ショパンのノクターンからスタートし、ベートーベンの「悲愴」の後は、私の好きなカッチーニーの「アベマリア」。これは情感たっぷりの演奏で本当に祈りたくなる。今回は殆ど彼のfirst album と同じ曲目が演奏され、最後にはピアソラのリベルタンゴをサックと共演して盛り上げてくれた。クラシックからポップス、ジャズとジャンルは幅広く、大衆受けのするコンサートであった。何よりも、こへまる自身が楽しんでやっているという印象であった。コンサートは夜7時からであったので終わったのは9時を過ぎていたが、彼はとんぼ返りで東京へ。翌日は東京タワーで演奏予定とのことだった。
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