7月21日(月、海の日
女性合唱団カンマコールの指導者として15年前から岡本と日光でそれぞれ月二回のペースで指導をしてきている下司愉宇起先生が、やはり日光国際音楽祭なるものを地元に立ち上げられてから10周年となる。その記念コンサートが宇都宮短期大学須賀記念ホールで開催された。ベートーベンの最近見いだされた「合唱幻想曲」を初披露という目標のもと、難曲と思われた楽譜と数カ月睨めっこして猛練習をしてきた。これにはソリストが6人入り、新たに立ち上げた管弦楽団が入る。あの『第九』の原点と思われるこの楽曲も、最初の15分はピアノの演奏で始まり、やがて、管楽器、弦楽器、打楽器が徐々に加わって、盛り上がりを見せ、最後の4分間に大合唱が加わって人間の心からの祈りの叫びの大合唱が神を讃えて終わる。最後に感動を呼ぶベートーベンらしい力強い楽曲の披露となった。
| 出番を待つ一時、メゾの仲間と |
【実はこの時、私は大変な経験をしていたのである。前日の20日はリハーサルが夕刻からあった。従って、午前中に買い物をしておこうといつものスーパーに行って飲物中心に大量の買い物をした。その後がいけない。荷物を家に運び込もうととして玄関のポーチで足を踏み外し、右膝中心を大打撲。立てない!夫はまだ夢の中。一人で何とか這いつくばいながら中に入り、痛みを我慢して、少しづつ荷物を運び、冷蔵庫に。無我夢中であった。座ったらもう立てないだろうと思い、やるべきことを全部やった。幸い、リハーサル用の荷物は準備していたのでそのまま横になったまま・・行けるかどうか、多分駄目かも、などと不安を持ちながら、日曜日で病院はお休みだから診て貰うことは出来ない。家を5時には出なくてはならない。宇都宮まで運転出来るだろうか? 欠席した皆に迷惑は勿論、自分自身が困ることに。いろいろ迷ったものの、行くことを決断。ありあわせの湿布を貼り、サポーターをする。夫にも世話をかけたくない一心で、運転して会場へ。しかし、ここからが難儀の試練。杖をつきながら、大びっこ。仲間が心配してくれる。有難かった。むしろ、これほど注目を集める事になって、初めての経験も痛いけど悪くないと捉えることに。・・しかし、帰路の運転のきつかたこと!会場から駐車場までの坂道がこたえた。・・10時頃、家に何とか無事に辿り着いたものの動けなくなってしまった。・・夫に家事を頼んで、そのまま休んだ。じっとしていれば痛みは無い。動くときが激痛状態。翌朝は、昨日の杖をついての歩きで相当疲労していたのだろう、ぐっすり休めた。気持ちを持ち直して本番に向けて朝9時には出ようと思って準備し始めた頃に、霧降の美伊子さんから女神の電話が。乗っけて行って下さるとのお助けの声に大助かり。ご厚意に甘えることに。他に、同じ日光方面からの仲間が2人一緒で車内はしゃべりっぱなし。優しい仲間に感謝しながら本番に臨むことが出来た。本番中は別のパートの仲間が手を差し伸べてくれて、公演中、ずっと側に寄り添って下さったのには本当に感謝するばかり】
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