2011年3月6日日曜日
講話会
日光清風塾塾長による月1回の講話会も今回で四回目となる。今日はテーマが関心を呼び、支援センターの会場は一杯となった。「ノルウェーの生活と文化」がテーマ。観光として行ってみたい国の一つというのがある。自然も人間も超一流と言っても過言ではない。1990年代はノルウェーもバブル崩壊時期で、不良債権の問題で一度破綻しかけた国である。この問題に関しては政治が介入しないやり方で、国が一丸となって短期間で克服した経験を持つ国であるということ。金融機関を国営に切り替え、増税に踏み切った経緯がある。ただ、ノルウェーの政治は透明性が高く、国民と政府の距離が近く国民が政府をオンブズマンなどの機関を通して、よく観察している。税金がどういうふうに使われているかをよく見ているということである。質実剛健な国民性であり、勤勉性からかつて貧しかったノルウェーが今や世界のトップレベルに行きついているということ、国の歴史や経済の流れ、文化の流れなどにも触れての話はノルウェーを理解する上で認識を深めたのではないかと思う。サンボーの話もなつかしく、ノルウェー人は個人として、家族、家庭の問題としては、いろいろ負の面もあるが、最後まで人生を楽しく過ごそうという風土が培われてきている。更に、本題に入る前に前回のアンケートに答える形での「北方領土の問題」の解説は私自身大変勉強になった。外交交渉には複雑な裏工作があるのは漠然とは考えられるものの、この問題に関しては、はっきりと歴史上で説明がつくのでより説得力があった。
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