「Bohemian Rhapsody」 2019年(平成31年) 1月31日
これを強烈な衝撃っていうのだろうか。私の内臓が吹き飛ばされてどこかへ行ってしまったよう衝撃を受けた。
1月の最後の日。巷で評判の映画「Bohemian Rhapsody」を見に行った。
そもそもQueenという20年前のイギリスのロックバンドグループの存在を知らなかった。ロックというだけで、偏見があって煩いという認識しかなかった。それがこの映画を通して、Frredieの生き様と彼の存在感、立ち位置というのか、彼のトータルな人間像がロックのリズムを通してあれほど迫力を持って迫ってくるとは。夫は脚本家の腕の凄さを賞賛する。Bohemian Rhapsodyの歌詞が何ともやるせない。自分の内にいる者を殺して悪魔になり、全てを放り出してこれまでのアラーの神の加護を棄て、本来の自分を偽物に仕立てる。それでも母を偉大なる女神として崇め救いを求める。切ない下りがある。
・・Mama,
life had just begun, But now I’ve gone and thrown it all away. ・・・Mama, ooh, I don’t wanna die, I sometimes wish
I’d never been born at all・・・
悲痛な叫びが伝わってくる。しかし、彼は自分をコントロールすることも出来ず、自然の流れに身を委ねて全てを投げ出し全てに別れを告げる。不治の病、エイズに侵されていることを知っての命との決裂宣言が、あのアフリカで飢餓に苦しむ子たちへの最後の大チャリティーコンサートの中にあった。一番最後に、あの地響きがするような魂の底から歌い上げた「We are the champions」である。
凄い人生を見た。 買ってきたCDを毎日聴いている。
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