解散後、M夫人のお誘いに乗って新国立美術館へ。セザンヌ展を鑑賞。あちこちの美術館で彼の作品は見る機会が多々あったが、今回のはかなり大がかりなコレクションとなっていてセザンヌの生涯を通しての作品が集められていた。エックスプロヴァンスのあのMt.Sait Victoire が生涯を通して彼の心を占めていたことがよく解った。雷に打たれながら瀕死の状態で描き続けた山。絵を描きながら死にたいと言っていたとのこと。又、あれだけ風景画と静物画を徹底的に描きながらも、最終的には人物画が絵画の行き着く所と言ったそう。肖像画を沢山描いていることにも驚いた。農夫の肖像画は素晴らしい。働いた証のあの大きな手が印象的。セザンヌは描く対象の質量をいかに表現するかを追求したのに対してマチスは面の色の美しさを追求したと言われているので、マチスがセザンヌの絵を最初に注目したというのは意外だった。確かに追求の過程で色面を意識した作品もあった。ともあれ、久しぶりにゆっくりと素晴らしい美術展を見られたのは幸運であった。
2012年5月24日木曜日
Fresh air in Tokyo
解散後、M夫人のお誘いに乗って新国立美術館へ。セザンヌ展を鑑賞。あちこちの美術館で彼の作品は見る機会が多々あったが、今回のはかなり大がかりなコレクションとなっていてセザンヌの生涯を通しての作品が集められていた。エックスプロヴァンスのあのMt.Sait Victoire が生涯を通して彼の心を占めていたことがよく解った。雷に打たれながら瀕死の状態で描き続けた山。絵を描きながら死にたいと言っていたとのこと。又、あれだけ風景画と静物画を徹底的に描きながらも、最終的には人物画が絵画の行き着く所と言ったそう。肖像画を沢山描いていることにも驚いた。農夫の肖像画は素晴らしい。働いた証のあの大きな手が印象的。セザンヌは描く対象の質量をいかに表現するかを追求したのに対してマチスは面の色の美しさを追求したと言われているので、マチスがセザンヌの絵を最初に注目したというのは意外だった。確かに追求の過程で色面を意識した作品もあった。ともあれ、久しぶりにゆっくりと素晴らしい美術展を見られたのは幸運であった。
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