5月23日 COVID19 パンデミックが世界で未だに猛威を振るっている。日本では、4月7日に緊急事態宣言が発出されて先日、5月21日に、ようやく、44日ぶりに、一都3県、北海道を除いた全県で解除されたところであるが、第二波が再来する危険はあり、油断は出来ない状態である。最新の報道では、感染者数 日本→16,513 世界→5,209,598 死者数 日本→796 世界→338,189 となっているが、アメリカが犠牲者の数としては突出しており、続いてロシア、イギリスであったが、今や、ブラジル、インドが猛威を振るっている。
そんな中、先ほど、NHKBS放送で貴重な番組を見た。
中国湖北省武漢市(人口1200万)に端を発し、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、南米、インド、と世界中に広がって行ったが、その武漢市が都市封鎖された21日から解除された4月8日までの76日間を日記にして、インターネットに流し続けた若い女性、郭晶さんによる記録ある。昨年末、12月30日、既に、李文亮医師が新型ウイルスを発見警告していたにもかかわらず、中国政府から犯罪人扱いされ、しかも、新型ウイルスの登場が判明して都市封鎖が決行される前に、彼自身が感染して死去するという痛ましい事実を背景に、彼女の憤り、恐怖が76日間に亘って、ネットで妨害されながらも、使命感を持って現状、事実が発信し続られた。その後、本になって脚光を浴びているが、彼女の勇気ある実行力を称えた番組となっている。彼女の声が発信されたおかげで、市民がコロナを認識するようになったと言っても過言ではないだろう。北京では故事FMを立ち上げた男性がいたこともこの番組で描いている。中国のように統制が厳しい中にあっても、真実を伝えて、一人一人がどのように考えるかを問いかける人が必ずいるということ、人権の大切さを訴える人がいるということ、民主主義の重要性を問う番組となっている。
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