ページ

2013年5月19日日曜日

第23回日光清風塾講演会

5月19日(日)
塾長が南京に行って不在の為、(塾長は南京のメディア大学で2か月ほど教鞭をとっている)理事長が「日光ブランドとこれからの林業」と題して講話を担当された。その前に冒頭の10分ほど、塾長からの南京リポートとしてメールで送られてきたメッセージと写真、ビデオを私が紹介。→http://kawaimasao.phpapps.jp/  日中関係を懸念する必要が無いほど、キャンパスでは学生と自由に議論し、勉強熱心な学生からエネルギーを貰いながら元気で楽しくやっている様子が伺える。日中関係のギクシャクがあちらでの活動を難しくしているようなことは無いとの事。合い間には中国語を教えて貰ったり、学生達と地下鉄に乗って孔子を祀った夫子廟や、大きなスーパーなどを見学して歩いている様子。又、歌のグループを立ち上げて、日本の歌を一緒に歌い始めている由で、今回の塾長の南京での教授活動が草の根的に日中相互理解交流に尽力していることに敬意を表したい。

南京リポートを紹介
これからの付加価値をつけた木材の
紹介をやりながら森林社会への希望
を語る理事長
理事長のお話も専門的で大変面白かった。これからの林業はバラエティに富み、森林社会へと発展し、エコ社会になる夢がある話であった。山主が経済的事情で山の管理をしない現状を指摘。行政が一括して補助金を出して山を整備する動きをもっと大きくして欲しい。国土の7割以上が森林という日本なのに75%が外材を使っているということ。せめて50%は国産が使えるようにすべき。木への理解を深めると森林資源が循環型資源であることが理解出来る。木の特徴を知り、技術革新によって森林資源が加工され、木には捨てるところが無い状態がわかる。無機質(RC)から有機質に変えた木造建築支援事業に与えられたインセンティブ(エコポイントのような)の話の紹介もあった。圧密とか熱蜜とか修正板とか木材のてんぷらとか付加価値をつけた資材の開発が進んできているなど、希望が開くようなお話であった。ただ技術者不足の問題があり、農業と同じように人材育成が必要であることを感じた。

0 件のコメント:

コメントを投稿