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2018年12月19日水曜日

12月15日 国際学生交流会 International students' friendship exchange

 昨日の15日、宇都宮大学UUプラザに於いて国際大学生交流会が開催されました。日光清風塾主催で宇都宮大学、下野新聞社、栃木テレビの後援をいただいて実現されました。今回は政府招聘のインドネシア、イスラム教大学からの学生9人と宇大生、白鴎大生、各留学生ら約25人が参加。あらかじめ提案された3つの課題について、4つのグループに分かれてのディスカッションは大変活発で白熱したものとなり、オブザーバーとして参加したホストファミリーの方々、会員も英語力のある学生さん達の様子を感心しながら見ることが出来ました。栃木テレビさんの取材も入り16日夕方6時からニュース番組でその白熱した討論会の様子が放映されました。
 ディスカッションの課題は①これから30年後のアジアの未来はどのようなものになると想像するか。②アジアの平和と繁栄の為に何が必要か。③アジアの未来の為に若者は何をすべきか。
討論の後、それぞれのチームの代表がサマリーを発表。多少のニュアンスはあるものの、共通して国境を乗り越えてより自由な交流の社会になっていること、経済発展、技術開発の進歩の中で文化、文明、知識などアジアは共有したセンターが確立されるだろうし、その為には教育がすべての基本であり、言葉の習得が必須であること。若者の交流を一層深め、文化、習慣の相違を理解し、みんながシェア出来ることが重要であると結論づけていた。平和の繁栄を目指すために教育が全てであるという大変前向きで健全な未来像を描いていることがわかり、充実した討論会であった。




 

2018年12月3日月曜日

日光清風塾第71回講話会要旨 「TPPの発効とRCEPの合意の影響」

平成30年12月2日(日)第71回講話会「TPPの発効とRCEPの合意の影響」要旨


 アルゼンチンでのG20会議が終わったところで、米中貿易戦争は回避された見通し。

対米、対中、対ロとの首脳会談を積極的に遂行した安倍総理の役割は来年の日本で開催されるG20へと流れて成果を生むことが期待される。日本は日本のためでは無く、世界の為に発言していく役割を担う。これは日本の国益にとっても大事なこと。

 TPPの拡大交渉は本来アメリカが中心となって動き始めたものだが、米を中心とする農産品の輸入が日本の農業を脅かすとの懸念で交渉に時間がかかったが、高いレベルでの自由化を目指すことで合意が得られて1230日に発効することに。一方、アメリカはトランプ政権になった直後、貿易赤字を理由に離脱。
中国が入らない環太平洋11か国で締結され、日本が中心となっている。

 RCEPASEAN10か国+日本、中国、韓国、インド、ニュージーランド、オーストラリアの6か国で16か国が提携するもので、中国が中心となろうとしている。ここでの日本の役割は中国の覇権を牽制すること。

 いずれも日本の役割はアメリカ、中国、ロシアの経済網の中でお互いに良好な関係を保つようにする仲介役として、TPPにはイギリスを呼び込み、EUとも自由貿易協定を結んで、世界経済を活発にし、世界平和の実現を目指すこと。日本国憲法前文に自国第一主義は良くないと明記されている。他の国と協調する努力が自国の利益をもたらすことになると。

 今、世界は新しいナショナリズム、保護主義に向かって動いている。世界の平和を守るための日本の役割は大きい。




2018年11月26日月曜日

平成30年11月24日 WFWP主催教育シンポジウムに参加して

平成30年11月24日(土)
本日はwfwp企画の教育シンポジウムに参加して来ました。基調講演は鮫島純子先生(資本主義の父.渋沢栄一氏のお孫さん)「心に平和の種をまこう〜あるがままに生きる〜」、更に上野国会議員によって「国の教育問題に対する取り組み」と題して現場報告がなされた。
 96歳というご高齢者とは思えない鮫島先生(ご自身は先生ではなく一専業主婦と強調)のこれまでの長い人生経験から悟りの境地に到達されたお話しが、美しく品格のある何とも神々しい笑顔から清水が湧き出るように澱みなくほとばしり出てきたのには感動しました。生かされてきた事への感謝の思いで自分の経験を伝える使命があるとも。人間とは何なの?、永遠の生命って?
 3人のお子様を育てる中でこの課題を教えてくれた人が外国人宣教師であったこと。それは富士山の頂上を目指す時、登る道はいろいろあるように、肉体を持ちながら神と同じ思いの習慣を身につけていく中で、神の光は自分の細胞の核の中に入っていく。本当の祈りは神と自分の波動を同一にするということ。神の思いとは「世界人類が平和でありますように」ということ。鮫島先生はこの遠大なテーマを持ち始めて今日に至っておられるそう。オレオレ詐欺に合った経験談は目から鱗でした。
 難題ながら、心が洗われるようなお話でした。
講演会の後、パネルディスカッションがありましたが、そのパネリストのお一人が元中学校校長だった野口和歌子先生。70歳前のこの先生も笑顔の美しい長身の先生でした。キャリアを伺って底知れない心の強さ、信念を持って教職にあたられたことがそのお話から伺えました。校長職を12年やる中で、荒れた問題の学校に連続赴任されながら登校拒否児童数をゼロにされた実績の持ち主のご苦労話にも笑顔が絶えない。児童に愛を持って根気よく、100回を目標に登校拒否児童を迎えに行ったというお話に会場はうなりの反応。校長先生の信念に教員が一団となってこのお迎え作戦を決行。今日も続いているそうです。秘訣は教員室が笑顔の空気に満ちていること。両親が笑顔の家庭がいかに大事であるかということ。夫婦喧嘩が絶えない家庭の児童は大変心を痛めていること等々。心からのありがとう!ごめんなさい!の二つの言葉の指導も大事であろうということ。鮫島先生のお話とも繋がるお話でした。






 







2018年11月23日金曜日

日光清風塾 歴史の裏側巡りシリーズ第二弾 平成30年11月22日


日光清風塾企画の歴史の裏側巡りは第2回目として「三代将軍徳川家光を取り巻く女の戦い」というテーマに基づいて本日開催されました。当塾理事、山楽レストラン社長の古田秀夫さんのお話はその歴史観の面白さ故に、大猷院廟を歩きながら参加者一同、頷き驚きの連続でした。江戸博物館や京都まで行って資料、痕跡を勉強されているので説得力もあり歴史を見直すよいきっかけにもなります。今日のテーマの主要人物はお福さんこと春日局。光秀、斉藤利三、お福、稲葉正成、秀忠、お江、家光、そして家康。その相関図を頭に入れながらお話を聞くと、家光の出生の秘密があるような..輪王寺の平成の大修理をきっかけに三佛堂から目に鱗の資料が見つかったとか。光秀と天海僧正のなぞもある。2020年の大河ドラマは明智光秀だそう。日光がますます脚光を浴びそうです。

秋季BBQの集い+ミニコンサート 平成30年11月18日




例年だと我が家の紅葉の時期としては11月中旬前が理想なのだが今年はいろいろスケジュールが重なって唯一18日に設定。先の夫の叙勲の祝賀会をホストし、この企画を提案してくれたまだ十代の若きピアニスト、大野紘平君の都合もOKということで、彼を応援する人達に声をかけて秋の一日を素朴な自然の中で過ごして貰うことが出来ました。懸念されたお天気も私達の見方に回り、寒くも無く、暑くも無く、紅葉もまだ名残惜しそうに留まってくれて、最高の日となりました。益子から陶芸家の由記子さん、自然開拓者の牧子さんがワーグナー・ちよさんも誘って来訪してくれたことは大変ありがたく、しかもこういう集まりは最近は殆ど初めてというぐらい珍しかったようで、大変喜んでいただけたことがこの集まりの成功となりました。丁度、ワーグナー・ナンドール秋季美術展を終えたばかりのところだったことが幸いして、ホッと一息つくタイミングとなり、心からエンジョイしていただけたというお礼のお葉書をいただいたのには私達も大変嬉しいことでした。
 先日「ドナウの叫び」という下村胡人の息子さんである下村徹さんによるワーグナー夫妻の書下ろし伝記物語を読んで益子のワーグナー美術館を夫と訪問し、益子にこのような優れた、壮絶な彫刻家、哲学家が在住しておられたことを初めて知り、衝撃を覚えたばかりでした。その時にちよ夫人にお目にかかったことがきっかけで今回の我が家での集まりにお越しいただいた次第です。88歳のご高齢をおして遠路お越しいただいたこと自体名誉なことでした。
 19歳の紘平君も相変わらず素晴らしい。いつも温和でどのような集まりでも溶け込み、感性豊かな青年が奏でるピアノはこのハンブルな我が家の空気にもすっかり馴染んでいます。今回が3回目。そして洗練された相場晧一さんの美しいフルートの音に合わせての協演も最高でした。写真家の手塚さんがこの集まりの風景を見事にカメラに収めてくださいました。ありがたい記録の誕生です。料理研究家の芳美さん、宮ラジの小針さんご夫妻、英会話クラスの悦子さん、宇大の留学生遅君(チー君は本当にBBQを円滑に手伝ってくれた優しい優秀な学生)達全員を感動の渦に巻き込まれている様子もしっかりカメラに収まっています。
 そして、紘平君のママである里美さんのある存在は大。社交家で息子の活動のマネージャー的存在感は偉大で、息子の飛翔を可能にしている面も伺えるほどです。12月に予定されている汐留でのクリスマスチャリティーコンサートには東京在住の友人を誘っていくことに。楽しみです。

2018年11月22日木曜日

第70回日光清風塾講話会「米中貿易戦争の中の中国で講義して」 要旨 平成30年10月28日

第70回講話会「米中貿易戦争の中の中国で講義して」平成30年10月28日(日)

中国で三つの大学で講演をして最近帰国した。特に南京大学では米中貿易戦争について講演した。その講演では1980年代の日米貿易摩擦の際、日本がどのような対応策を取ったのかの部分が学生達の関心をひいた。当時日本は大きな対米貿易黒字を続け、これを改善しなければアメリカは輸入制限等の保護貿易政策に走り、自由貿易体制が損なわれてしまう恐れがあった。これを回避するため、先ず1985年に当時の五大国(米、英、仏、西独、日)がニューヨークのプラザホテルに集まり、ドル安(アメリカの輸入増)を導くために為替市場に協調介入することに合意した。その結果、日本円は2年間で40%も為替レートが切り上げられた。これだけでも不十分で、日本は対米自動車輸出を抑える自主規制措置をとった。この交渉に私も参加した。
これに対して、中国の学生達は、貿易戦争にこのような対応があったという事は初めて知った、と言っていたが、中国が中米貿易摩擦にどう対応すべきかについての論は余り行われていないように見受けられた。
私は、さらに、自由貿易体制は当然のこととして存在している訳ではなく、すべての国がそのために努力しなければならない、中国としても、対米貿易黒字を減らすこと、また知的財産権保護の施策を強化する等の努力が必要だと思うと述べておいた。
中国でニュースを見ていても、中米貿易戦争が最大の関心事である。このような状況で安倍首相の中国訪問もあり、日本との協調に対する期待感が強まりつつあると感じた。









2018年10月23日火曜日

旧交を温めて 越中島時代(1979~1983)

10月15日、久しぶりで旧友と再会

年賀状の交換は続けながらも長いお喋り時間を確保出来ない状況にあってようやく再会出来ました。私達がNYCから帰国した1979年7月から次の赴任地クウェートに行く1983年8月まで住んでいた越中島時代の親友Sさんのマンションにお邪魔するのは初めてのこと。夫の仕事関係で赴任地で前任、後任の関係でもあり、この越中島宿舎でもご一緒だったK夫人も合流。3人で積もる話、近況報告をし合って時間はあっと言う間に過ぎてしまいました。今、新型アクティブシニアという言葉が飛び交うほどシニアが巷で活発に第二、第三の人生を謳歌しているがそれも健康ありきの話。沢山の趣味と能力を備えたSさんは近年大病に見舞われ大変な闘病生活からようやく体調を戻しはじたタイミングでしたが、彼女の知的好奇心は健在。かつて私達仲間にマクラメ編みを指導しその後、書道を教え、水墨画を習い、シャンソンを習い、、といろいろ活発な活動を続けていました。ところが2,3年前に大病に見舞われてしまった。幸い快方に向かった今、こうして昔と変わらない快活さで私達を迎え入れ、野菜満載のピクルスと美味しいパスタまで用意してくれて感動しました。彼女が活動を再開してエンジンがかかる音が既に聞こえて来そうです。
K夫人も語学力を使って活動している。彼女達のヤル気に励まされた最高の越中島時代女子会でした。Sさんには10年ぐらい前に日光に来てもらったことがあるが今度はこの日光の美しい自然の中でお喋り会をしたいと願っています。

2018年10月13日土曜日

2019 Best of Miss 栃木大会決起集会 2018年10月10日 宇都宮Hホテルにて

「栃木から世界へ」というキャッチコピーで開かれた2019ベスト・オブ・ミス栃木大会への決起集会に出かけてきました。どういう内容なのかも知らないまま、とにかく音大生一年のピアニストである大野紘平君がアトラクションとしてピアノ演奏を行うというので宇都宮まで出かけたところ、ミス・ユニバース・ジャパン、ミス・グランド・ジャパン、フェイス・オブ・ビューティー・インターナショナル、その他複数の世界的ミスコンテストの合同地方代表選考会の立ち上げ集会だとわかりました。その中には年齢80歳を上限とする美のコンテストもある由。要は外見の美を前面に出して、コアは内面の美、教養、実力を備えた言葉で栃木から世界平和に貢献できるメッセージを発信できる美女の発掘に熱い思いを持つイベント主催者、スポンサー有志が2,30人結集。その会場を大野紘平君が音楽で盛り上げてくれました。今回彼は同伴した同じ音大生のチェリスト(彼は福岡出身)と自作の曲を含めて現代風にアレンジしたクラシックを見事に演奏してくれました。楽しく演奏しているのが心地良く伝わって、19歳とは思えない貫禄とオーラが漂っていました。チェリストの名前は宮田こうへい(漢字不明)で二人はファーストネームと生年月日が同じだという。これは彼らのチャームポイントとなると思う。ダブルこうへいというより二公平(不公平ではなく二つの公平という意でフコウヘイと発音する)というグループ名を誰かがつけていました。




This year's candidate

2018年10月4日木曜日

第69回日光清風塾講話会 平成30年9月30日


第69回日光清風塾講話会 「アセアンの大国インドネシア」 2018年 9月30日
   (河合正男塾長の講話会は今年度(4月以降)に入って5回目となる。第70回目は
    今月10月28日(日)に開催予定。)


12月にインドネシアの学生を日光でホームステイさせることになったので、インドネシアの話をしたい。インドネシアについて頭に浮かぶのは人口が多い事(中国、インド、アメリカに次いで世界で第四位)、多民族、多言語国家であること、地震国(スマトラ島、バリ島、ロンボック島、スラウェシ島で続いている)であり、観光資源も豊富で、石油産出国であること。 更に、今年のオリンピックアジア大会を開催して成功させ、アジアでは日本、中国、韓国に次いで2032年のオリンピックの招致に立

  ち上がっている。

 親日国。日本の敗戦後、旧日本兵がインドネシアの対オランダ独立戦争に参戦。約40年前我々がインドネシアに駐在していた時、ジャカルタには旧日本兵が約250人いた。スカルノ大統領は日本軍の中で教育を受けた人。

スカルノは反欧米路線を取り、共産党路線で親中国であったが西側でも日本とだけは友好的だった。デビ夫人の登場。ジョコ現大統領はスカルノ大統領の第一夫人の娘であるメガワッティ元大統領の系統を踏む。1930年代、スカルノ達青年指導者はインドネシアを統一するための言語を造った。インドネシア語はそれまで大半の人が話していたジャワ語ではなくマレー語を主体にして人工的に作られた言語でどこでも通じるようになった。ジャワ語はヒンズー教の影響を受けており、カスト制度から差別用語が多いがマレー語は商人の言葉で平等な言語である。インドネシアは世界最大のイスラム教徒の国であるのでイスラム文化を理解して交流を深めていく必要がある。



 

2018年9月30日日曜日

東照宮界隈ロマンを求めて散策

9月27日雨降る中で日光清風塾企画の日光東照宮界隈のロマン探しの散策がスタート。マルチ人間、勉強家、情熱溢れる当塾理事の古田秀夫さんの夢と想像の世界に引き込まれ、科学的根拠に後押しされてのロマンは宇宙観のある洞察力を持って、別の視点から日光文化を学ぶ第一歩となりました。新鮮で興味深いお話に雨天悪天候もロマンを巡るには適していました。深山奥蛇の猫座というシダ植物の話は寝耳に水。金鉱脈が下にある証とのこと!何故この地に豪華な東照宮が建立されたかの一番の根拠が推測されて面白い。第ニ弾は「第三代将軍を取り巻く女の戦い」。楽しみです。
駐車場に集合




開山堂への道すがらこの植物に注目。深山奥蛇の猫座


2018年9月10日月曜日

第68回日光清風塾講話会 「夏でも涼しいアイスランド」2018年(平成30年)8月26日

8月26日(日) 日光清風塾塾長講話会 「夏でも涼しいアイスランド」

68回塾長講話要旨 「夏でも涼しいアイスランド」平成30826

今年の夏はとても暑いので、涼しいアイスランドの話をしたい。

アイスランドは北緯65度の大西洋の真ん中に位置し、空からはヨーロッパ最大の白い氷河が目立つ火山で出来た島国である。夏は涼しく、風があるので防寒具が必要。白夜で、真夜中にスタートするゴルフ競技もある。冬はメキシコ暖流のおかげ余り寒くならず、零下10度くらいの日が多い。特徴をあげると、

溶岩で出来た国土は火山活動が活発。木は生えていない。緑はコケのような草。アイスランドの馬は純粋馬で背が低く、寒さに強く、冬でも元気に走り回っている。世界最大の露天温泉プールの存在。ダイナミックな瀑布はカトリックがプロテスタントに改宗されるとき、偶像が全部投げ棄てられたという悲惨な歴史を持つ。人口35万という小さな国からミスユニバースが二人も出ているほど美女が多い。冬が長いので国民は読書好き。一人の読書量は世界一である。高い水準の芸術文学が生まれ、ノーベル文学賞受賞者も出ている。生活水準は世界でトップクラスであり、日本に次いで長寿国であることなど。

ローマ帝国が衰退し始めた頃、北欧の蛮族バイキングが隆盛してヨーロッパを荒らし回った。このバイキングが9世紀頃にアイスランドに上陸したのが国の始まり。人種的に孤立しているがこれが遺伝子研究をやり易くし、欧米から優秀な研究者が集まり最先端のDNA研究がなされている。今では製薬会社と連携してアイスランドの主要産業を生むことになった。ITを使った金融大国でもある。漁業も主要産業である。魚を食べる量は世界一である。捕鯨条約に参加しない捕鯨の国である。

世界で最初の女性大統領フィンボガドッテル女史と日本との関係は重要。火山爆発による洪水で流されてしまった日本人学者の捜索救出に大統領が先頭に立って当たったことが当時の埼玉県知事を感動させ、知事がアイスランドまで出かけて謝意を表した。このことから日本とアイスランドの交流が更に強まり、私がノルウェーでアイスランドを兼任していた時、アイスランド大学に日本語学科が設置された。また、100年程前に、北の町アクウエリーから日本に布教活動に来たノニー牧師がいる。大正時代末に地球の向こう側の果てからはるばる日本を訪れた宣教師がいたという史実は驚きである。

 以前のアイスランド人はスポーツに余関心は無かった。ところが今年のサッカー・ワールドカップはアイスランドチームが登場して世界を驚かせた。室内練習場を作っただけではなく、ヨーロッパ中から優秀な指導者を招いて選手を強化してあ結果である。何事にも、優れた指導者が必要であることを物語っている。


 


2018年9月4日火曜日

小雨が降ったり止んだりの中でのBBQも又楽し Enjoying BBQ under unstable weather

9月1日(日)
7月7日、七夕の日に開催した宇大での国際学生交流会のフォローアップとしてお世話になったS教授(国際学部長)、中心となってイベントを企画してくれたM君、交流会に参加したホストファミリーの方々、ファシリテーターのOさん,宇大のS先生、NYから帰国したばかりのフルーティストAさんが参加して下さいました。小雨が降ったり止んだりする中、異文化の話、地方創生の議論が沸騰して面白くて楽しい時を過ごすことが出来ました。
最後にAさんがアトラクションとして何とも癒されるフルートを演奏して下さいました。



8月25日 Home concert at his residence in Utsunomiya to celebrate my husband's decoration

8月25日(土)
この春高校を卒業し、目出度く音大に推薦入学した若き天才ピアニストMr.Kohei Ohnoが5月15日に叙勲の栄を賜った夫の為に、ホームコンサートを開いて下さいました。縁とは不思議なもの、繋がり繋がってしばらくお会いしていなかった親友とも巡り合い、トークあり、音楽あり、会話あり、何とも賑やかで華やかなパーティーとなりました。心温まる美味しい料理の数々は芳美さんの手によるものでパーティーを盛り上げてくれていました。ラジオ局のパーソナリティーの方々にもお目にかかれて、紘平君が既に広い世界に乗り出して活躍し始めていることに皆感心するばかり。夫が例によってソロで馴染みの歌を歌い、伴奏していた紘平君が鍵盤を離れて全身でタクト振りに専念した時は大爆笑。夫の歌は上手いのか下手なのか、紘平君曰く、「余りに感情が入ってうまいので無伴奏の方が良いのです。」ご縁で繋がった人達は宝物として大事にお付き合いさせていただきたいものです。





2018年8月6日月曜日

中国料理出前料理 平成30年8月5日(日)

平成30年8月5日 猛暑続きの中、宇都宮大学大学院で研磨工学を学ぶ中国人留学生の董さん来訪

自称ファシリテーターのM女史のいつものやり方で、今回は董さんが予定より2時間遅れで正午過ぎに彼女に連れられて来訪。6種の中国料理の材料は全て持参して実演してくれるという。初対面でいきなりこんな交流が出来るのも、事前の情報提供と同じ目標を持つ者のネットワーク拡大を惜しまないM女史の情熱がなせる業。例によって、我が家の続きの桃源郷を案内しながら改めてその理想郷に私自身が陶酔して天に感謝。この暑さで麻痺していた六感を取り戻し、早速董さんの台所での動き、手捌きを見学。


 2時間かけての料理が出来上がった頃に、これまたM女史の舵取りで初対面のS教授が来訪。7時過ぎまで董さんが作ってくれたご馳走を前におしゃべりを楽しんだ日曜日となりました。コミュニケーションを重ね、深めることにより、人はいろいろな壁に隙間風を吹かせて行き、理解を深めることが出来るし、それだけ人生も広がり楽しいものになって行くことだろう。

2018年7月31日火曜日

第二陣ホームステイ体験(7月23日~28日) Homestay experience for the second group 

第二陣中国人学生のホームステイ体験(7月23日~28日)


今夏第二回目の中国からの学生ホームステイ体験が猛暑酣の中、7月23日~28日の期間予定通り始まった。今回は6人という少人数ながら、いろいろハプニングが多くて
下向きになりそうでしたが、これも次への糧になると捉えて、最後は上を向いて歩き始
 めました。終わりよければ全て良しとは良く言ったものです。
 いろいろなプログラムの中で今回印象に残ったのは、公民館での料理体験交流、卓球大 
 会の後のプロジェクターを使っての文化論講義。河合老師が、中国語、英語、ごく希に
 日本語(今回の学生は日本語の下地零でした)を駆使しながら、ファッション、庭園な
 どの写真を見せながら、中国と日本、西欧との美意識の比較をやり、何より、彼らに意

 見を言わせたこと。最後には浦島太郎の話も紹介したりするうちに彼らの心がだんだん
 開いてそれに似た中国の昔話が出てきたり、出始めた質問の中に、日本人は中国人をど
 うみているのかといった意見が出たことは素晴らしいと思いました。交流とはこういう
 ことなのだと。表面的にコメントするだけではなくて、思っていることを自由に言葉
 するということ。コミュニケーションを取るということが交流を深めることであり、相
 手をより理解するということに繋がっていく。つまり、コミュニケーションを取るため
 に、我々は語学を勉強する必要があるということ。勿論、音楽、芸術の分野は言葉とは
 無関係にそれがスムースに伝わっていくというのはあるが、基本は言葉だとつくづく思
 いました。










2018年7月15日日曜日

浙江伝媒学院学生ホームステイプログラム 7月2日~8日

平成30年7月2日~8日

 平成28年2月に、日光清風塾は中国、南京の中国伝媒大学南広学院の学生13名を日光市に初めて受け入れ、一週間のホームステイを実施しました。また、平成29年には2月及び6月に、杭州市の浙江伝媒大学の学生、それぞれ7名(男性3名、女性4名)、及び10名(男性2名、女性8名)を同様に受け入れを行いました。学生側とホストファミリー側の双方で、お互いの理解が深まり、この交流プロジェクトを是非継続していくべきとの要望に応えるべく、浙江伝媒大学の学生の第3回目のホームステイプロジェクトを企画することになりました。
そこで、今回は中国の三大メディア大学の一つ、浙江伝媒学院の学生19人と教師2人、計21人の一行を日光に迎えてホームステイの体験をやってもらいました。(ちなみに、他の二つは北京と南京にあります。)中国メディア大学からの学生受け入れは今回で3回目だが、これだけの大人数を一挙に迎えるのは初めてで、さすがにホストファミリーを探すのに一苦労でした。犬も歩けば棒に当たる、ではないが、やはり、歩きに歩き回っている内に幾つかの棒にぶつかり、結果的には何とか受け入れ態勢が整いました。今ではホッと感謝の気持ちのみで振り返っています。ただ、ホストファミリーが不足して、我が家では教師2人を含めて5人に滞在していただきましたが、案ずるより、産むが易しとは良く言ったもの、大変意義深い経験がお互いに出来ました。
 家族のメンバーが1人増えたくらいの理解でとお願いする時は言い続けたものの、我が家の場合、平素二人のところに5人増えたので、一寸その感覚とは遠かったが、2人の先生が素晴らしかったことに加えて、3人の女子学生が明るくて家の仕事を嫌がることなく、興味を持って沢山手伝ってくれたのにはこちらが感激してしまいました。男の先生は、パソコンのトラブルを解決してくれたり、庭のテーブルを直してくれたりと、本当に助かりました。ゴミの仕分けから、ゴミ出しのステーションまで、全工程を観察、運び出しもやり、先生も興味津々で、良い教育だと感嘆しながら、ゴミ出しのカレンダーまでスマホで写真どりしていました。奥日光も含めて市内見学、公民館での料理体験、江戸村行、温泉経験、ホストファミリーデーには霧降や大笹牧場へ、全員でBBQ,極めつけは、宇都宮大学国際部学生が中心になって国際学生交流会を七夕の日に開催してくれたことでした。七夕にちなんで、日中の文化交流がうまく出来て、トークタイム、音楽、ダンス、折り紙、しりとり等々、内容沢山の企画で大変ありがたく、若い人達の交流がこういう形でどんどん出来て行くことを短冊にも書いて願うほどでした。