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2020年12月13日日曜日

最後の自分史 「その後の歩み・・・」

2020年12月12日(土)「外交官夫人の妻として家族と共に歩んだ世界」の続編を書くという構想はかれこれ3、4年前からあった。しかし、なかなか捗らなかった。途中で何度か挫折し、モチベーションが鈍り、一時は絶望的になって諦めそうになった。時系列に過去の出来事を記述して、何になるだろうとも思った。そんな時、長女の朝子の「お母さんの将来の夢は何?」という問いかけが、疎かになっていた自分の生き方を見つめ直すきっかけになった。そして、平成が令和へ改元された2019年5月が我々の金婚式と合致するという大きな節目を迎えたタイミングにこの構想の作業のエンジンがスタートした。それでも雑用や所要で中断を重ねる中で時間は待った無しに突き進んで行った。そこへ、世の中を大混乱と恐怖に陥れる問題が発生した。新型コロナウイルスの感染拡大である。全く予期しないこのパンデミックに世の中が翻弄され、命の保障も危うい事態となっている。もう待った無しである。3人の子供達、6人の孫達が、夫々の道を歩む過程でいろいろな問題にぶつかったり、あるいは愉快なことに出会ったりしながら、ふと、彼らの両親、祖父母のことを思い出し、少しでもその生き様に関心を持ってくれることを願って作業を進めてきた。彼らに私の心が伝わることを願って今、237頁書きa上げたところである。(とりあえず79歳の誕生日を書き上げた日付とした。)


今回、外山滋比古氏「人生を愉しむ知的時間術」という24年前のPHP文庫本を読み直した。この中で、日記を書き続けながら、何があったか、何をやったか、そういう済んでしまったことをこまごま書き留めるのは単なる未練で、後ろ向きであると疑問を持たれたそう。前向きの物が欲しい。そこで、朝起きたら、その日にやることをリストアップする。そうすると張り合いがある。朝の予定表づくりの始まりである。過去形の日記と未来形の予定表の二つによって自分の一日一日の締めくくりがついているように思えるそうである。遅ればせながら毎日にメリハリをつけるため、私も、ブログだけではなく、小さな予定表を作って、出来た項目には✖印をつける。それを見るのは嫌だから、頑張る。成り行き任せにするより、多くの事が出来るかもしれない。

2020年11月18日水曜日

Achilles' tenndon 騒動続く10月29日~2,3カ月?

 ◎10月29日(木)に映画館内で暗がりの中、夫が段差を踏み外してアキレス腱断裂を引き起こしてから難儀な日が続いた。怪我の当日夜(映画は痛さを我慢して鑑賞)帰宅途中で整体師の所に。やはり、アキレス腱に問題ありで、翌日病院行きとなった。検査結果明らかにアキレス腱が断裂していることがわかり、結局、スポーツを早くやれるようにと手術を選択。2日に入院、4日に手術。担当医師は高田知史先生。若いいかにも外科医らしい先生でホットする。7日には紅葉目当てに来客を予定していることから、装具が出来る前の6日に退院。松葉杖使用が難儀この上なし。庭でBBQパーティーをやりながらのおもてなしの為、車椅子を社協から拝借。当日は9時半に来訪した東京からの二人の中国人男性(JETRO職員と中国の携帯会社ファーウエイに続くOPPOという会社を立ち上げた32歳の気鋭社長)を私が山内を案内。東照宮、二荒山神社の境内を歩き、大猶院を参拝。金閣院では丁度お坊さんの説明に出会い、私自身も改めて知識を得たところがあった。丁度家光公生誕370年記念で、家光公の座像が公開してあった。彼らも、大猶院のいぶし銀の美しさに魅了されたようだった。丁度紅葉真っ盛りのタイミングであり、好天気にも恵まれて、2時間の山内歩きは上々。予定通り11時半に戻ると、宇大留学生の遅君も、東京からのもう一組も到着していて、BBQの準備にかかる。その前に、紅葉に輝く桃源郷を案内。夫は、この紅葉の季節を迎えて、美しく映えているところを、客人に見て貰いたい一心で、この一年、森をケアしてきたのである。本人が、案内出来ない残念な思いがひしひしと伝わってくる。早朝から下ごしらえ等、段取りは取っていたので、まずまずのおもてなしは出来たと思う。アメリカと違って、日本では一般に、BBQは全員が火の回りに立ってお肉を焼くという習慣は無い。本来は、皆で、火の傍に集まり、おしゃべりしながら、焼きながら、食を共にするのだが、このコロナ禍の中、ソシャルディスタンスを保る意味では、これが妥当。2時頃に屋内に移動し、歌の披露。次の予定の為、4時ごろ彼らは帰路に。ともかく、術後のまだ落ち着かない足をかばいながら、何とか、おもてなしが出来たことに、夫は安堵し、一週間後に迎える第二弾への対応の仕方に自信がついたようだった。

◎9日に術後第一回目の診察。傷口はきれいだった。続いてリハビリ開始。約1時間。14日第二回診察に先立って装具の寸法図り。(8万相当)続いてリハビリ。翌日15日は第二弾の来客。一週間前の経験から、要領がよくなって、少しは楽な気分でおもてなしが出来た。埼玉から小野寺夫妻とその友人、東京から土井千亜細紀さん、そして、遅君が今回も手伝ってくれた。そして翌日は三回目の診察。この日に装具完成で、着装。踵を地につけて良いということで、大分歩行が楽になったよう。とにかく、診察とリハビリがセットになっていて、この日も約1時間、リハビリ。次回はリハビリだけで診察は二週間後ということで、大分、快方に向かって進んでいるのが納得できる。それにしても持久戦なので、後2カ月は忍耐を要する。 介護のはしりというか、予行演習になったような気がしている。

2020年11月5日木曜日

「鬼滅の刃」がもたらしたもの 10月29日~11月4日

 10月29日(木)夫のイニシャチブで午後から宇都宮東宝シネマへ。

わずか10日間の挙行で劇場チケット売り上げ100億円を突破し、最速でこれを達成したアニメ映画として大きな話題となっている「鬼滅の刃」を見に宇都宮へ。次回の日光清風塾講話のテーマの資料として思い立ったこと。家族を鬼に殺された少年、竈門炭治郎が鬼と化した妹を人間に戻すために戦い、成長する姿を描いた大ヒット漫画で劇場版”無限列車編だが、若い人たちが大感動して涙するという。コロナと戦って家族を救う世相に合致したのだろうか。それはともかく、映画館での飛んだハプニングでこれから2,3カ月先の我々の計画が狂うことに。上映時間を待つ間の出来事で、夫が館内の段差を踏み外しアキレス腱を断裂。我慢して映画は見るというのが、また、彼の根性。帰路、かかりつけの整体師に寄り、結局翌日病院へ。2日に入院して4日に手術ということに。
31日には町田の家族が来晃して翌日1日に日帰り登山を計画中。彼らには事前に知らせなかったので、楽しみにやってきた彼らはびっくり仰天。夫は一人留守番を選択して、結局彼等の登山計画を実行。私も同行して秋の高原山、鶏頂山に登ってきた。夫には申し訳なかったが、ハンターマウンテンのゴンドラ終点駅から、きつい登山道を3時間かけて何とか登り切った時の達成感はやはりいいもの。孫No2(中2)の先導で、その妹孫No4(小2)が続き、続いて私。私を挟むように、後ろに朝子と道生さんが続いて、列を編成。ホイホイと駆け抜けるような足取りで登孫達には感服。彼らは、父親の影響で登山愛好一家である。紅葉が映えるベストシーズンに素晴らしい経験をした。一度我が家に戻り、夕食を共にして彼らは町田へ帰って行った。(車で所要時間3時間。渋滞がなかったのは幸い)
  頂上でピクニック気分。
 
このような克明な登山計画書
というものを、どんな山に登る
時も、家族に残して出かける
そうだ。
 さて11月2日夫は入院。松葉杖で移動するも、重い体重が脇を痛めるらしくて、重労働。ともかく午前中に入院、ドクターの処置計画方法の説明を受けて、私は退散。即、社会福祉協会を訪れて、車椅子を借用。4日に手術をして退院は6日で、翌日には来客がある。夫は秋のこのシーズンを外せなくてこの計画の変更は出来ないと断じて決行を主張する。大切なお客様にBBQで我が家の秋の紅葉を楽しんで貰うというもの。その前に、世界遺産に案内することを私がすることに。食事や場所の準備手配をそつなくやれるか、少々不安なところ。(庭の草刈りは31日に既にやっておいた)
 昨日の4日の夕刻、5時半頃から2時間、夫は手術室に。担当医師によると、予定通り、順調に手術は出来たということで、退院は6日で大丈夫そう。これが伸びると翌日の接客が出来ないことに。順調に回復することを祈らざるを得ない。
 実は、この日、私は夫の勧めもあって、年一回のソロプチミストのチャリティーゴルフコンペに参加。75人が参加。プレイメイトは篠原悦子さん、日光の岡崎さん、岡崎さんの友人真野さんが宇都宮から参加。楽しいプレイメイトで秋のベストシーズンの中でのゴルフは実に楽しかった。おかげで、最近としては上出来のスコア。コンペは前半のハーフだけが対象となった。45+49。スコアが満足だとゴルフはやっぱり楽しい。女性は13人参加していたようだが、女性のベストは何と38というスコア。彼女は勿論75人中のベスグロ。凄い。女性の中では私は2位ながら、全体では33位。隠しホールの運が悪くてダボのところが当たっていなくて、HDPは6。
 というわけで、以上、一挙にこの一週間の近況のまとめた







 
 

2020年10月21日水曜日

10月は誕生日続き Birthday rush in October

 10月10日、17日、20日、母が生存していたら更に10月15日。

10日はアメリカのアマーストにいる3歳上の親友、17日は夫、そして20日が私。

今年はコロナ騒ぎで余り賑やかには誕生会が出来なかったが、それでも、この特別な日はやはりそれなりに、人生の節目としてスポットを当てたくなる。17日は前日から三鷹に住む息子の所に出かけた。この7

月に前と同じマンション内の新居に移ったのだが、初めて新居を拝見。リニューアルが自分たちの要望通りに出来たようで、お洒落な、いかにも若い家族が使いやすいようになっていて、嬉しくもあり、羨ましくもあり。IT活用が出来た住まいとなっている。翌日は近場のレストランで夫の誕生祝のランチをやってくれた。この日に予定されていた幼稚園年長さんの運動会は雨の為翌日に。おかげで、孫達とゲーム遊びを沢山した。神経衰弱ゲームでは幼稚園生に完敗する始末。記憶力というより、ビジュアルで頭に入るのかも。面白い経験であった。その日に日光に戻り、今度は20日が私の誕生日。新聞には毎年欠かさず、上皇豪さまの誕生日記念の記事が出る。今年は86歳になられる(1934
年~)。同じ日が誕生日であることは大変な名誉なこと。今日は宇都宮でのアシュラン基礎化粧品メーカーのスキンケアセミナーに4
,5年ぶりで参加。夜は夫の配慮で昨秋オープンした妙月坊ステーキハウスで200gのステーキを賞味した。完食したものの、実は明日の重さがきになっているところである。年に一回だから、というのにはもう自重すべきかも。今年は、お肌のケアとスタミナ・パワーのアップをやった日となった




2020年9月29日火曜日

第84回日光清風塾講話会 2020年9月27日(日)

 第84回日光清風塾講話会 9月27日「アメリカ大統領選とその後の世界について議論しよう」

選挙の仕組みが分かりにくいが、アメリカは世界の為にどう行動をとるべきかを念頭におきながら、まずフロアからの問題提起を拾う。

①大統領はトランプ、バイデン、どちらになってもアメリカの政策は変わらないのではないか。上院の考え方、ホワイトハウスの政策を大きく揺るがすことは出来ないのでは。国防省の対中国政策も固まっているのではないか。アメリカの世論を操作出来ない。ジャングルの象みたいで、動き出したら方向は同じということ。
②大統領選挙が分かりにくい。過去にも5回、投票数の少ない人が大統領になっている。
③バイデンが優位という報道の真偽の程は?トランプには隠れた力が動いていると言われる(前回もヒラリーが優位と言われながら結果はトランプが勝利)。
④サイバー攻撃の問題。外の勢力が入ってくる。選挙に限らず、外からの攻撃は増加する。
⑤司法の独立性の問題。独裁者の采配力、行政優位の状況を生み出そうとしている。
 三権分離、民主主義の論理が成り立っているのか。
⑥戦後75年に確立してきた米中心システムをトランプは全てぶち壊そうとしている。リーダーシップの信用性の問題。世界の秩序を乱してきている。
⑦アメリカに比べて日本は呑気。(自己批判)アメリカは燃え上がっているが日本は静か。
⑧大統領の考えだけで、国際機関から勝手に脱退したり出来るのか。
⑨アメリカ・ファーストは行き過ぎ。

これらの問題提起を踏まえてまず、大統領選挙の進み方とどうなりそうかを要約。9月29日(火)の第1回公開討論に注目。民主党も共和党も選挙基盤は流動的なので、この全米向けの討論により支持率は変わっていく。10月15日、22日と公開討論は回を重ね、11月3日にアメリカ国民全員による一般投票が行われ、各州の選挙人を選出。選挙人による投票が12月14日。最終的に1月6日に開票され、大統領が正式に決定される。2021年1月20日が就任式。
トランプのコロナ対策の失敗→4月以降民主党が優位に。Rust Belt(さび付いた地帯、自動車産業の施設がさび付いたところ→失業→トランプに失望した不満層)でバイデンに期待する傾向。アメリカの成り立ちに言及。いわば独立をした国々(州)が連合した大きな国。大きな州も小さな州も上院議員数は2人に決まっている。州の権限は大きく、各州は軍隊を持っているという制度を理解しておくべき。
トランプとバイデンの主張するところをビデオで紹介。トランプはアメリカの不満分子を刺激して対中批判に向け、感情を盛り上げている。バイデンは55歳の黒人女性を副大統領候補を出して期待させようとしている。ニューヨークタイムズ紙の論説に Who can win America's Politics of Humiliation? 不満の塊を誰が抑えられるか?今、アメリカ社会は屈辱の社会でこの不満分子が燃え上がり行動を起こし、政治力になっている。日本はどうか。日本も格差社会への不満分子の塊はあるが、忍耐強くおとなしい。不満が爆発を起こさない。不満分子が政治力にならない。フランスのインテリ層を代表するLe Monde 紙の解説は文化論に。ワシントンは正常な首都に戻るのか。殆どのヨーロッパの首都(国々)はワシントンのリーダーに普通の人に戻って欲しいと願っている。教養がなく、怒鳴っている大統領に品格を取り戻して欲しいと。Chef normalというのがキーワード。アメリカのリーダーシップはヨーロッパの為にも重要。
トランプの実績評価・・富裕層の減税→経済は伸び、株価上昇。人種暴動事件→トランプはテロ事件と主張し、軍隊出動を発言→法と秩序の問題。48歳の保守派の女性バレットを最高裁判事に任命、上院議員で審議されて決定される。彼女の任命が保守派を固め、票を集めることになる可能性はある。
大統領選挙後の課題→同盟国との関係が悪くなる?国内分断のみならず世界を分断する。中国の学者の言葉:51%の人が国を支配するのがアメリカンデモクラシー(アメリカの民主主義)。中国は100%国民の幸福のために政治は行わる(集権主義)。
オバマ氏が行った医療保険制度がつぶれる。保護主義が強化。中国は世界を分断化するトランプの勝利を密かに期待しているのではないか。
バイデンが勝利した場合でもアメリカ社会は分断されたままになるのでは?Humiliation対策をやらなければ成功しないだろう。民主党の急進派(サンダーズ派)をどう取り込むか。
同盟国との関係を修復しながらも米中対立は続くだろう。アメリカの多数派の感情である。
いずれにしても、どちらが大統領になっても、米中対立の阻止が重要になる。東アジア諸国の対応は、米中対立を望まないが、既に、中国支配の傾向になりつつある。そうならないように日本は努力すべきである。環境問題の協力など。中国を孤立させてはいけない。

2020年9月18日金曜日

9月中旬に起きた電気系統トラブル

闇のトンネルを抜けるとバラ色の世界が拡がった。 

8月8日、酷暑の真っ最中に我が家はブラックアウト。東電に依頼する前に、近所の電気屋さんに急遽来てもらったところ、書斎と外の配電が漏電しているとのこと。とりあえず、処置して貰ってホットする間もなく、2日後に又停電騒ぎ。東電に来てもらった所、エアコンが原因であることが判明。ホームステイしていた夢那さんを送り出した後、即、K'sデンキへ。ダイキンのエアコンを即決購入して我が家に配達されたのが5日後の15日。子供達の家族が12日に盆休みでやってくるというのに、この暑さの中、エアコン無しで凌ぐしかなかった。エアコン専用のブレーカーを下ろしたまま、扇風機だけで、みんな、よく、耐えてくれた。新しいエアコンが到着してからは実に快適であったが、1か月後に二階の電気が全部アウト。テレビも受信できていないという表示。そのうち、一階と台所の電気は問題無いのに、冷蔵庫がアウト。そして、炊飯器、電子レンジ、オーブンもアウト。完全におかしくなったのが9月13日の日曜日。近所のいつもの電気屋さんに来てもらったが、どこが原因か不明で、結局東電に連絡したところ、日曜日にもかかわらず、夜9時頃、クレーン車で二人が到着。様子から、外の電線の接続に問題があるのではないかと思われたらしい。要は、電圧が不安定で電気が流れたり止まったりを繰り返していたよう。暗い中で、工事車の首を高く上げて高い所にある電線をチェック。接続が古いことからネジが緩んでいた由。100ボルトと200ボルトの2本の電線を使っていて、その接続を修理してもらった結果、何もかも作動し始めた。こんなに、暗い世界が一挙に明るくなって感謝感激であった。専門家の知識と技術には本当に脱帽であった。担当者も誠実で誠意が溢れ、地獄から脱却して天にも昇る気持ちになった夜であった。

2020年9月2日水曜日

日光清風塾第83回講話会 8月30日(日)

「新型コロナウイルスの拡大防止と国際協力について議論しよう」 

コロナ禍が続く中、7月に続いて三蜜を避け、マスク着用、消毒、検温を徹底しながら講話会を開催。2日前には安倍総理の突然の辞任表明があったばかりで、その話も気になるが、今回はテーマに沿っての講話、議論で2時間が過ぎてしまった。

2日前の安部総理の突然の辞任発表に触れる。コロナ対策において政府の方針と専門家会議とのギャップが表面化。経済活動への政府の思惑が内部にあったことから、コロナの第二波が予想以上に深刻な状況にあることが問題。

コロナは世界的に動かないと日本の活動も始まらない。WHOの役割は重大。

参加者からの指摘。

  日本の三蜜対策、マスク着用、手洗い、清潔保持が優れた点をWHOは世界に発信すべき。

  情報の共有化。データー、資料をWHOが一元化して世界に開示すべき。

  WHOへの拠出金に左右されないこと。裏工作は禁止。(テドロス事務局長と中国の関係を念頭に)

〇コロナにより、社会構造が変化し、ネット中心の家庭内での動きに。家庭内で起こらなかったことが今は平然と起こっている。非常態が常態化している。コンピューターへの対処の仕方が問われる。28日のコロナ感染状況を見ると、アジア周辺、特にインドが増加傾向。貧困者が多いことが増え続ける要因に。世界全体の感染者数、約2200百万。志望者数83万。(日本は65000人、死者数1280)総理の感染症の運用見直しの発表(辞任発表時)。知事からは強制力のある法律改正志向あり。ワクチン開発には期待されつつも、検証に時間がかかることを念頭に置くべき。中国は速攻で開発を達成している。

20世紀初めのパンデミック、スペイン風は、数値的にはコロナより上回っているが、自然に消えた。コロナも自然に収まるのではないかという意見も出席者から出た。(Oさん)

〇コロナの病気事態の説明が分かりにくい中、上久保教授の説明は説得力ある。日本は免疫的に欧米のようには感染しない。ウイルスが変異することには要注意。ウイルス研究についてのデーターは個人的に調べれば入手出来るという。健康な人は普通のインフルエンザと同じように対処して良い。マスコミの煽り過ぎではないか。一般の高齢者の死亡平均年齢とコロナで死亡した高齢者の平均年齢は余り違いが無い。(Kさん)

〇後遺症の問題。感染後の生活が難しい。高齢者にとっては特に深刻。(Sさん)

Go to campaignに賛成。(Sさん)ウイルスと共存しながら経済活動とウイルス対策のバランスが重要。自治体が出来ることをやるべき。国と自治体との権力関係についての議論。国は統一的施策をとりながら、地方自治体に判断させる。

〇正確な知識の共有。感染者と陽性者の区別。正確な内容の事実説明が必要。発表される数字に信頼性があるのか。保健所は正確な数字が出せない状況だと言っている。

今回の件で日本が弱体化していることが露呈された。対応できる状況になっていない。行政能力、IT技術の活用の遅れなど。パンデミックは今後も繰り返されるだろうから体制の強化が課題。

WHOの問題。第8代事務局長テドロスの4代前の事務局長が日本人中島氏(19881998。二期目の選挙戦を担当した話・・報道の在り方に言及)第7代、マーガレット・チャン女史(香港)と戦ったのが専門家会議議長の尾身氏。エチオピアは中国から多大の援助を享受。テドロス氏はエチオピア人。台湾の迅速なコロナ対策の成功、優れた厚生大臣。世界の台湾への注目。12月の時点で武漢に発症したウイルス問題をWHOに警告したが無視された。台湾はオブザーバーとしてもWHO会議に参加出来ない。アメリカは台湾を支持。中国は強く反発。WHOは加盟国の拠出金より寄付金を多く得ている。ひも付き寄付金(目的を限定)→利益に結び付く。お金で動く組織と言える。

WHO1948年設立)の前身はヨーロッパ保健機構(20世紀初めに設立)。1980年天然痘撲滅貢献。

パンデミックには国際協力が必須。G7からの改革案。11月のWHO総会を注視する必要がある。



2020年8月20日木曜日

2020年の盆休み(8月12日~17日) Bon festival holidays in August 2020

3月下旬から日本国内でも様子が悪化したCOVID19は4月16日~5月25日についに緊急事態宣言が政府により発令され、解除されたあとも感染者の数は再び上昇した。科学的な分析がないまま、不安定な状況の中で、皆んな自粛生活をじっと耐えてきている。孫たちにとって恒例の盆休みに田舎に帰郷することは唯一ストレス解消のチャンスとなるとの思いで、長女と次女の家族は迷ったあげく、我が家に帰ってきた。12日にはいつもの2人家族が一挙に9人に。(長女の旦那は彼の父親に付き添って彼の実家に行き、今回は別行動となった。)9人の胃袋を三度三度満たすことに大忙しとなったが、我が家が活気づき、小学生2年生2人、中学生2年生2人と正月以来久しぶりにおしゃべりをし、行動を共にしたことは最高の刺激となった。中学生は本
当に成長してきている。夫の主導で、8月15日の終戦記念日を迎えるにあたって、戦争についてのに思いや考えを議論しあう時間が持てたことは素晴らしかった。実体験が無く、戦争を観念的にとらえていることは当然だが、人道的だけでなく、時代時代で考え方や価値観が異なるという事に考えが及んだかどうか、いろいろ人間の歴史を見る上でも、良いきっかけになったと思っている。又、8歳から高齢者の爺婆まで、一緒になてカードゲーム、それも今風のビジネス感覚を研ぐようなカードゲームをやったり、前の小川で水遊び、虫取り、早朝ウオーキング、奥日光森林散策など、田舎ならではの環境の中で、存分に自然の癒しと美味しい空気を一杯吸って、次女の家族は2泊、長女の家族は二手に分かれ、最後の組は5泊してそれぞれ満足して帰って行った。コロナ禍の中で、ここまで開放的に過ごしたことに、いささか不安もよぎったが、じっと手も足も出ない達磨でストレスをかかえることを考えると、元気に飛び回る子供達を見ると、これでよかったかなと思っている。どうか、これからの1,2週間無事でありますようにとの祈りをこめながら、又、4年前の盆休みの時に詠んだリズム言葉を思い出しながら、こうしてブログを書いているところである。「盆休み はじめワイワイ 中キーキー 終わりはシーンで これぞ孫に向かう祖父母の心境なり!」

      2020年お盆休みはコロナ禍と酷暑の中、特別なものになった。

2020年8月7日金曜日

2020年8月6日 冬場のスキー場のハンターマウンテンは夏場は百合園に。Lily Park on the Mt.Hunter

今日は百合園と化した夏のハンターマウンテンへ。鮮やかな色とりどりの百合の園から、百合の局が登場して驚きました。思わず声をかけたところ、話が弾んで止まらない。横浜からの垢抜けた母と娘。87歳のおばあちゃまと働き盛りの57歳のお嬢さん。このお嬢様、ある会社のCEO。エネルギッシュなキャリアを重ね、そのキャリア史を淀みなく話されて圧倒されました。横浜の有料老人ホームにいるお母様を歩ける時に国内外を連れて歩いているのだそう。コロナ禍で海外に行けず、go to travel に便乗して、今回は車で日光に来た由。色とりどりの百合模様の中で様々な人間模様も見えたアウティングとなりました。
Mt.Hunter which is popular as ski resort area in winter in this region, is changed to Lily Park in summer time,having 4 millions in many different colors. We happened to talk with a couple from Yokohama. They were mother,87 and her daughter 57. The mother in gorgeous long dress in such a bright colors like lilies looked as if she was born in this park in the midst of lilies. We were strongly impressed.



2020年8月2日日曜日

梅雨明けの日(8月1日)に小丸山登頂


8月1日 関東地方に例年より約1週間遅れの梅雨明け宣言がなされた。毎日雨に見舞われた今年の梅雨は湿度100%という不快感極まりないものであった。今度は暑さとの戦い、しかも、コロナウイルス感染の拡大が続く中である。この夏休みは子供も大人もっ大変厳しいものになりそう。
そんな思いの中、ホームステイ中のむなさんに山の空気を吸って貰おうと我々夫婦と3人で近場の山へ向かった。車で30分。霧降の小丸山(1601m)。現地駐車場には県外からのナンバーがすでに満車状態、さすがに思うことは皆同じだと納得。小丸山の頂上へは、整然と作られた1445もの階段を上るか、こちらも端正に作られたジグザグ山道を足元の草木を眺めながらゆっくり登るか選択出来て、なかなか快適な環境づくりがなされている。近場にいながら、頂上まで行くのは今回が初めて。我々は山道を選択。この山はかつてはスキー場だったところで、ゲレンデをうまく改良して造られている。中腹までは抜群の眺めを楽しめたが、頂上は霧で視界は10mほど。生憎、女峰山や赤薙山が見えなかったのは残念であった。ピンク色の下野草が盛りで、貴重な渡り蝶、アオギマダラという台湾方面から渡ってくるという蝶々を見ることが出来たのは収穫であった。9時半に家を出て、10時に現地到着。1時間半ぐらいかけて頂上に。上でおにぎりを食べて、一服して下山。半日コースとして最適のアウティングを経験した。外気を一杯吸って、約8000歩。朝のウオーキングを含めて今日は15000歩強達成。



2020年7月29日水曜日

7月26日 第82回日光清風塾講話会「新型コロナ後の世界について議論しよう」要旨


726() コロナ禍中にあって、講話会は3月以来中止していたが、このままでは社会活動が停止してしまうことへの危惧もあり、このCOVID19の現状と会場の環境に配慮しながら、第82回日光清風塾講話会を開催。音楽、芸術、スポーツの世界、すべての文化人がライブから遠ざかり、自粛要請の中で、せめてネット上のyoutubeなどを通して活動発信せざるを得ない状況にある。宇都宮市出身のバイオリニスト、渡邊響子さんもその一人。今回、講話会に併せて、国内外の演奏家とリモート演奏を行い、youtubeで公開活躍している渡邊響子さんに半時間ほど、生演奏をしていただくことも出来た。更にキャリアの集大成となる「晩霞」の著作者、佐藤勝宏元宇都宮高校校長と指書道家の唐沢兵夫先生を紹介。

講話会のテーマ「新型コロナ後の世界について議論しよう」の要旨
要点は次の2点:
①New Normal (新常態)with Corona の時代での生活態度。どういう生活、どういう社会になっていくのか。どう対応していくべきか。
一層激化する米中関係の狭間でどう日本は対応していくか。世界はどう運営されていくのか。

まず、例によって参加者からの意見を箇条書きに。
〇新常態について3点を指摘。心、距離、時間の外出を23週間ごとに繰り返す。ポストコロナの生活。非接触社会体制。オンラインでの診療、教育、仕事、デジタルおじさん。ウイルスは地球人共通の敵として全員団結して闘う。
〇報道のあり方、ウイルスの実態を正確に把握していない。PCR検査の内容など。実態が不明瞭。
報道を聴いてもよく理解できない。新型コロナの種類の説明なし。ヨーロッパとアジアと型が異なる。
〇政府の対応に疑問。注視しているという表現、内容が不明瞭。

以上を踏まえて、塾長の本題に。
実態に不安。実態はもっと深刻なのでは。その上で対策を考える必要を感じる。川柳の紹介。「地上発、地球のどこにも逃げ場無し。」「WHOキャンペーン (三蜜)three Cs, Closed space, Crowded space, Close contact setting・・・狭い道、忍者のようにすれ違い」
新常態という言葉は中国発。
オンライン授業、会議、中国発ソフトのZoom活用、初めてチャレンジした動画の紹介(シンガポールでアセアンの若者たちの人材育成のグループを立ち上げた元上海での学生からの要請。アセアン向けの講演を経験。外国へ行かなくても講演が出来ることを実感。)難しい世の中になったが、こういうことも出来るということ。Zoomは既に一般化。日本はIT活用が遅れている。中国はプライバシー無視されているが、生活全てが携帯で動く。コロナ騒ぎで判明したことは日本社会がいかにIT活用が遅れているかということ。ITの民間、行政への浸透を図るべき。仕事の迅速な処理を可能に。印鑑不要。
中国の進出が世界の敵愾心を煽っている。この状況を憂慮。習近平の日本訪問は中止すべきという意見が自民党から出ている。キャンセルの可能性は残念なこと。日中間が話し合える関係を築くことが重要。日本は最後の先進国の中でのサポーターとなる。習近平主席の訪日を切望。友人からの資料を見ると、中国への反発が強化されてきていることがわかる。中国発のコロナはヨーロッパ、アメリカで拡大。中国は自国の責任論回避のため、いろいろなところで強硬策をとっているのではないか。トランプ大統領と唯一良い関係を持つのが安倍総理。バイデン氏が大統領になっても米中関係が改善することはないだろう(中国は世界中に労働者を派遣)。中国に対しての態度は厳しい。民主党にとって重要なのは雇用者を守ること。米中問題を米中だけの問題にするところがあるが、日本にも重要な問題。米ソ対決より、厳しいことが予想される。双方に話し合いが出来る関係を築くこと。戦争回避のため、全地球人の為、日本は米中との話し合いに努力すべき。日本の役割は重大。イギリスは香港の問題から、一帯一路に期待した国々では徐々に反中感情が高まっている。ヨーロッパも全地球人が一体となって行くべきという健全な考え方を持ち、地球環境を守る、地球人での対応を再強化する動きに。日本人もその方向で考えるべき。
中国の体制が民主主義体制より能力があると言われ始めている。中国内部の意見も知るべき。全体主義国家という言葉は西側が言う言葉で中国は主権国家と言う。中国内でもコロナ後の世界の議論はなされている。三大学者の議論の様子の動画を紹介。自由の価値を認めていることがわかる。国際協調主義、自由貿易を維持すべきことも。米中対決は強まる中、アジアは経済面では中国をますます頼るが、安全保障面ではアメリカ頼り。中国人はこの二重構造を認めている。中国内部でのこういう意見をもっと積極的に報道して理解して行くべき。
コロナは全地球人の問題。日本だけの問題ではない。コロナ撲滅に対して、日本は世界の中で協力していくことが大事。アメリカ、ブラジル、インド、・・アフリカが深刻。世界からの日本のコロナ対策に対する期待大きい。リーダーシップを取って欲しいと。With Coronaの社会体制を作り上げる国として











2020年7月18日土曜日

九州への段ボール

7月18日
7月に入って長く続いた豪雨により、大被害、大惨事を蒙った九州から、友達経由で泥落としに使う古いタオルが欲しいという要望が届いたのが昨朝。早急に日光清風塾EECCのクラスメンバーにラインでSOS発信したところクラスに大量のタオル類が持ち込まれました。自宅に持ち帰りこの通り、大小のダンボール箱に詰めて夕方発送完了。何もお手伝い出来ないまま、報道を通して心を痛めていた所に、このチャネルを知り、少しでもお役に立てることが出来てホッとしました。泥落とし作業の大変さは想像を絶するものがあります。くれぐれもお大事に作業が進む事を祈っています。

2020年7月3日金曜日

6月27日 恒例のWFWP主催日本語弁論大会決行

コロナ渦中にあって延期されていたWFWP主催の栃木県女子留学生弁論大会が自粛ムードの中で本日開催。オーディエンスはスタッフ(15名程度)と審査員のみ。参加した学生もマレーシア、インドネシア、モンゴルからの留学生3名のみ。来日して4,5年になる学生ばかりで、さすが、日本語力は80%以上。フリーハンドでしっかり夫々の抱負を発表。甲乙つけ難い実力には感心しました。国を離れて、栃木県下の大学に通い、異なる日本の環境の中で学業に励み、苦労している彼女達にエールを送りたいと思います。

2020年6月23日火曜日

SEAkers Connect:Webiner ASEAN Bound

The speaker in the center on the top line surrounded
 by the audience having about 50 including me


The speaker's first meeting with the former Secretary
General of the United Nations, Mr U Thant back in 1966
6月19日、シンガポール今のCOVID19の禍中にあってweb講義の場を実現している学生の紹介で、主人が初挑戦しました。私もZoomを使っての講義にオーディエンスの一人になって参加しました。50人位の若い学生、社会人が参加、次々と質問、コメントが瞬時に入り、ハイテクを使ってのやりとりには、驚き感心するばかり。アナログ人間はどんどん遅れ、世の動きに乗り遅れるのは当然のこと。新しい挑戦に向かって逆に学生達から教わることが多いと、楽しそうに彼等と議論する夫     には驚き感心するばかりでした。


2020年5月23日土曜日

武漢都市封鎖 76日間の市民の記録(郭晶)NHKBS1放送(5月23日)

5月23日 COVID19 パンデミックが世界で未だに猛威を振るっている。日本では、4月7日に緊急事態宣言が発出されて先日、5月21日に、ようやく、44日ぶりに、一都3県、北海道を除いた全県で解除されたところであるが、第二波が再来する危険はあり、油断は出来ない状態である。最新の報道では、感染者数 日本→16,513 世界→5,209,598 死者数 日本→796 世界→338,189 となっているが、アメリカが犠牲者の数としては突出しており、続いてロシア、イギリスであったが、今や、ブラジル、インドが猛威を振るっている。

そんな中、先ほど、NHKBS放送で貴重な番組を見た。
中国湖北省武漢市(人口1200万)に端を発し、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、南米、インド、と世界中に広がって行ったが、その武漢市が都市封鎖された21日から解除された4月8日までの76日間を日記にして、インターネットに流し続けた若い女性、郭晶さんによる記録ある。昨年末、12月30日、既に、李文亮医師が新型ウイルスを発見警告していたにもかかわらず、中国政府から犯罪人扱いされ、しかも、新型ウイルスの登場が判明して都市封鎖が決行される前に、彼自身が感染して死去するという痛ましい事実を背景に、彼女の憤り、恐怖が76日間に亘って、ネットで妨害されながらも、使命感を持って現状、事実が発信し続られた。その後、本になって脚光を浴びているが、彼女の勇気ある実行力を称えた番組となっている。彼女の声が発信されたおかげで、市民がコロナを認識するようになったと言っても過言ではないだろう。北京では故事FMを立ち上げた男性がいたこともこの番組で描いている。中国のように統制が厳しい中にあっても、真実を伝えて、一人一人がどのように考えるかを問いかける人が必ずいるということ、人権の大切さを訴える人がいるということ、民主主義の重要性を問う番組となっている。

2020年5月20日水曜日

緊急事態宣言が出されて、自粛生活の中で得た貴重な経験

2020年、5月20日(水)
4月7日にCOVID19緊急事態宣言が日本全土発出されて以来、インターネット上ではいろいろなアイディアが提供されてきました。その中で、「7日間ブックカバーチャレンジ」というのに参加したのは正解でした。友人からバトンを受け、7日間、毎日1冊本を紹介しながら、別の友人にバトンを渡して行くというもの。本の方は今までの印象に残ったものを紹介するので、問題は無かったが、私の場合、バトンを受けてくれる人探しが難航し、結局、後半は、バトンは自分が持ったまま走り抜けてしまいました。ランナーの仲間の方から、昨晩、身に余るコメントをいただきました。嬉しい気持ちを留めておきたくて、下に、コピーさせていただきました。 河合 慶子様よりバトンをお預かりした「7日間ブックカバーチャレンジ」📚
最終回となる7冊目の📖は、河合三毛子 著《ある猫の自分史・・・外交官の家族の一員となって》をご紹介〜こちらは一般に流通はしておりませんが、日光市の合唱団でご一緒しており今回バトンを私に繋いで下さった河合さんより、以前にお話した際に今回の主人公「三毛子ちゃん」と我が家の猫「みかん」の呼び名が「ミーちゃん」と偶然同じと知って盛り上がりお互いに猫をこよなく愛する同志であることが判明し頂戴したのが本書であり、今回バトンをお預かりするにあたり是非紹介させていただきたいと打診した所「三毛子も喜ぶでしょう」との快諾をいただきましたので紹介する運びに😊書名にも有るように河合さん
のご主人は外交官として世界を舞台にご活躍されてました。そんな河合家に迎えられたグリーンアイ・バランス良い三毛模様・白ソックスの美猫ミーちゃんの20年間に渡る生涯の軌跡を、河合さんが三毛子ちゃん視点で時系列に沿って描かれています。文中にて「別れては会い、又別れる。河合家はずっとこれを繰り返して行くのだろうか。ずっと一緒にいられたらいいのに。でも、おとうさんが外交官なのだからお国のための仕事をずっとやっていかなくてはいけない。河合家より先に、お国がある。」と記されているように、ミーちゃんが河合家の一員になってからもニューヨーク国連日本政府代表部、大使としてブルネイ日本大使館・ノルウェー日本大使館でのお仕事を歴任され奥様も外交官夫人としてご主人を支えられ又外国からの研修員の為のコーディネーターのお仕事など、御夫妻共に公私に渡ってたいへん多忙な時期であったもようです。それに伴いミーちゃんの住処も東京の自宅からニューヨーク・東京・大阪・東京を経て終の住処となる日光へと移ります。ニューヨークではいつもリビングの窓の桟に座ってマンハッタンのセカンドアベニューを見下ろす優雅な日々から、東京の自宅では長らくポツンとお留守番の日々を送る生活まで読み進める内に、ミーちゃんて何て順応性が高いんだろう。そして非常に賢くて逞しい猫ちゃんであることに驚かされます。同じミーちゃんでありながら我儘一杯で大威張りの我が家のみかんにも見習って欲しい(笑)そんなミーちゃんはきっと河合家に出逢うべくして生まれてきた子に違いないとさえ思えてきます。もちろんお留守番の最中にも息子さんや娘さん達が交代で世話をしに訪れていたり一時帰国されたご夫妻にも存分に甘えたりと河合家の皆様に愛され大切にされてきたからこそだということが、河合さんのミーちゃんへの行間からも溢れ出す程の愛情の深さがうかがえる文章にて読み手にも伝わってまいります。ご主人が退官されて暫くしてからご夫妻は日光にお住まいを移され、ミーちゃんも一緒に6年間のどかな自然に恵まれた暮らしを満喫する日々のある日。後8日で二十歳の誕生日を迎えようとしていたミーちゃんは、ふと外へ出て雑木林の向こうへ出掛けたまま戻ることはなく…この時の河合さんの心中を慮るとこちらまで胸が苦しくなってきます。私自身も今まで幾度となく愛するペットを失くしてきましたので、その喪失感と悲しみの大きさは察するに余りあります。何度もミーちゃんの名を呼び平素の行動範囲を巡っては探し続け、同時に今までのミーちゃんとの絆の糸を手繰り寄せて茫然とし。本当に切なく辛い日々を過ごされたことでしょう。しかし河合さんの凄い所は、こうして文章にてミーちゃんの折々の細やかな心理描写を表現することによってミーちゃんの20年間の幸せな日々を鮮やかに蘇らせたことです。あとがきには河合さんからとミーちゃん双方からの「ありがとう」の感謝の言葉で締められています😊こちらの本を開くたびに、文明の香の洗礼を受けた“孤高の傍観者”である(河合さん 談)ミーちゃんは、今も森の奥で小鳥の歌声を聴きながら大きな木の新緑でフカフカのベッドに寝そべって自由を謳歌しつつ「ニャーオ!ゴロゴロ」と、いつもの返事をしてくれるような気がします🐱🍀

2020年5月17日日曜日

ワーグナー・ナンドールアートギャラリー訪問


5月15日、益子にあるワーグナー.ナンドール美術館に夫と一緒に行ってきました。春季オープンの最終日に行けて最高の思い出が又出来ました。お元気な千代夫人にお会い出来た上に、先日、「7日ブックカバーチャレンジ」のランナーの一人としてご紹介した本、「ドナウの叫び」を書き下ろされた下村徹氏(下村湖人のご子息、1930年〜)ご夫妻に初めてお会いしました。大変光栄でした。宇都宮に在住で、夫人は声楽家で今でもコンサートをやっておられる由。新緑の美しい美術館の庭を再度歩いて来ました。そして帰路、やはり益子の陶芸家、成良仁夫人(夫人も陶芸作家)の由記子さん宅を訪れ、コロナ騒動で自粛中の話を美味しい紅茶とホームメイドのマーマレイドをいただきながら、あれこれおしゃべりしてとても楽しい午後の一時を過ごして来ました。道中の田園風景は新緑の田植えが終わった田んぼのオンパレードで、とても清々しい眺めでした。 

第11回 義母を偲ぶ会 (5月17日)



好天気というより暑い夏日に恵まれて、予定通り「母を偲ぶ会」を決行。2日前にコロナ感染騒動に一部の地域自治体を除外して緊急事態宣言が解除され、一寸一息というタイミングで毎年、モッコウバラの時期に行っている「母を偲ぶ会」を思い切って決行。 
 人の姉は大事を取って参加しなかったが、No1, No2, No3, No5夫婦と私達夫婦で計7名の
 集いとなったが、久しぶりの顔合わせに姉達はみんな元気で集まれたことに感謝。田舎
 暮らしのおかげで、あまり自粛生活の期間も特別な不自由さはあまり感じなかった様子
 80代、90代の義姉たちだが、やはり、毎日のニュースをいつもよりアンテナを張って聞
 いているようで、お話はどんどん出てくるし、意思疎通も問題ないのが何より。持ち寄
 ったB級グルメを楽しみながら、約4時間、心を癒す良い時間をみんなでシェア出来てホ
 ット一息ついたところ である。
 91歳の一番上の姉が「戦争の時より、今度のコロナが余程恐ろしい思いをしている。今
 までで一番大変な経験をしている」と強い面持ちで言ったことが印象強い。早く終息す
 ることをみんな願って帰って行った。






2020年5月14日木曜日

COVID19対策の緊急事態宣言の中でのSNS上ゲーム「7日間ブックカバーチャレンジ」に参加して


2020年5月7日~5月13日 「7日ブックカバーチャレンジ」に参加して

7日間ブックカバーチャレンジ」最後の7冊目は月見よし子著「源氏物語原文分解分類法」をご紹介します。

ヨーロッパ室内装飾研究家の深江芳枝様からバトンをお受けしたものの、私からバトンをお渡しすべき方探しが難航し、後半は本だけをご紹介するに留まったことをお詫びいたします。本来の趣旨にそぐわない形になりましたが、ご紹介したい本選びの作業をする中で、私自身が読書の面白さを確認することが出来て良かったと思っています。





 1日目は鮫島純子著「何があってもありがとう」、2日目は川端康成著「美の存在と発見」、3日目は下村徹著「ドナウの叫び」、4日目は細川珠生著「私の先祖 明智光秀」、5日目は岸恵子著「私のパリ 私のフランス」、6日目は佐藤勝宏著「晩霞」、そして最後の7日目が月見よし子著「源氏物語原文分解分類法」


「源氏物語原文分解分類法」という本は私の長女の小中学時代の親友同級生だった美子さんが書かれた物。娘が小学四年生から中学二年一学期まで東京越中島の公立校に通っていた時の親友であった人で、私にはあの可愛らしい少女時代の一寸おとなしそうな美子ちゃんというイメージしかなかった。その後、私達がもう四半世紀前になるがブルネイに赴任していた時、もう一人の親友と一緒に遊びにきてくれたこともある。そして間もなくして、この本が出版されたのである。娘自身この本が送られて来た時、びっくりしたそうである。私も手渡されたとき驚き、読んで本当に驚いた。あの美子ちゃんがこんな本を出すなんて。独学で極めた本。後世の日本人に向けた紫式部の思いを追求して辿り着いた結果を心の宇宙の物語として世に示したのである。千年の時を超えて、日本文学の傑作であり、聖書のような源氏物語。ただの色恋物語ではないからこそ普遍的名作品であり続ける。「日本人の皆様、源氏物語原文を読まずに死に逝かないで下さい。」というのがまず最初に書かれている。彼女の切実な訴えのような文句である。「女読み」と言われる源氏物語現代語訳を読んでいた彼女自身のお母様が、源氏物語を恋愛小説の視点で解釈されていることに疑問を持たれたことが動悸になっているよう。お母様の源氏物語原文との格闘が始まり、その後姿を美子さんは見ながら生きてきたとも言っている。紫式部が執筆していたという蘆山寺を母娘で訪れた時、お母様が廊下に座り庭を眺めながら、おもむろにこう言われたそうだ。
「お母さんね、源氏物語がわかったのよ。もう、いつ死んでもいいわ」と。
この悟りを開いたような文言に私は衝撃を受けてしまった。こんな言葉があるという事自体が驚きだった。内面の達成感というのか、生きてきたことへの感謝というのか、余りにも静寂な無の境地をこの一言はそつなく言い当てている。美子さんのお母様を私も昔会っているので少しは知っている。とてもおだやかで謙虚な物腰の方であった。お嬢さんが娘と一緒にブルネイに来て下さった時も後からお礼状もいただいている。身近にいた人達がこのようなライフワークを手掛けておられたことに大変な刺激をいただいたことになる。東北大震災の経験から、多くの人が真剣に思い始めたこと、それは 今やらなくては! という作業興奮のスタートである。美子さんもこれが引き金になって作業が始まったとも言及している。
源氏物語の構造を18に分解分類して、原文を独自に解釈し、その奥にあるメッセージを手繰り寄せている。・・女性は浮いている舟であればこそ自由に生きることが出来るのです。ふらふらとあてもなく漂うのではなく、自分の意志でしっかりと前に進んで行きましょう。・・・浮舟の言葉は紫式部の声だと言う。物語が千年生き残ることの出来た生命力の源は紫式部の洞察力と感受性、そして表現への情熱と日本語の力である。この本は、紫式部が日本語に心を込めた結実を理解するための手引きとも言える力作である。










2020年5月8日金曜日

COVID19感染拡大の真っ只中、SNSはStay home対策で賑わっている。

5月8日 「7日間ブックカバーチャレンジ」というSNS上の企画に参加してVol1をスタート。ステイホームの時間を利用して、読書文化の普及に貢献する企画ということで、友人の誘いを受けてバトンを受けることに。7日間1冊づつは何とかなるものの、1冊紹介してはバトンを受け継ぐ人を一人紹介する、というのは至難な業であることに、今頃気が付いて悩んでいます。私にバトンを渡して下さった方も実は4人止まりとのこと。私も4人ゲットしたところで、昨日1回目を投稿したところです。vol.1は鮫島順子著「なにがあってもありがとう」。今日はvol2として川端康成著「美の存在と発見」を。明日はvol3として下村徹「ドナウの叫び」を。vol4は細川珠生著、「私の先祖 明智光秀」。vol5は岸恵子著「私のパリ、私のフランス」を。その後「感染症の世界史」、佐藤勝宏著「晩霞」、WFWP出版月間雑誌「Her Story」を考えているところ。
この類のチャレンジが今、この自粛生活環境の中で、流行っているらしい。Facebookでのこの「7日間ブックカバーチャレンジ」は、殆どの人が本に親しもうとしている心理を良くとらえた企画だと思う。が、規則的に物事をやるということは、意外に不自由を感じたりもする。知り合いから紹介された本をメモっておいて、面白そうなのから読んでみようという気にもなる。さあ、次の準備を!

2020年4月28日火曜日

COVID19 その後の経過 4月27日(日)

二週間前にCOVID19の感染拡大の脅威について投稿したが、4月8日未明に緊急事態宣言が宣告されてから20日が経過した今日、感染者と死者の数字を見る限り、ピークは過ぎた感がする。しかし、油断を許さない。第二派が出る可能性を秘めているという。本日の報告では日本国内の感染者数は13,600、死者数は391。二日前の世界の感染者数は、2,637,314であり、死者の数は183,559だと報告された。世界レベルでは、今や南米、アフリカ、中東、に広がっているとのこと。一週間前の週末には、神奈川県湘南海岸などにサーファーが繰り出して大変な混雑をきたしたことから、行政が必至の外出自粛要請の叫びをやってきた。その成果があって、海、観光地はこの週末は全く人影が無い状態と化した。一方でパチンコ店の営業が続き、騒ぎ始めえいる。どうにもストレス解消に我慢が出来ない人達がいる。そして、もっと重要なのが医療関係、福祉関係施設などのクラスターが続出していること。とにかく、外出自粛(禁止)が最優先だと専門家も強く言い続けている。
そんな時、早々と息子から母の日のプレゼントの問い合わせが来た。新聞で紹介されていた本、「感染症の世界史」を希望したところ、アマゾンから単行本が届いた。石弘之氏著。平成30年1月25日初版で、令和2年4月10日が第8版となっている。このタイミングでこの内容の重厚な本を手にして、人類と微生物との戦いの凄さを改めて知る思いである。裏表紙にこう書かれている。
「地上最強の地位に上り詰めた人類にとって、感染症の原因である微生物は、ほぼっ唯一の天敵だ。医学や公衆衛生の発達した現代においても、日本では毎冬インフルエンザが大流行し、世界ではエボラ出血熱やデング熱が人類の生命を脅かしている。人が病気と必死で闘うように、彼らも又薬剤に対する耐性お獲得し、強い毒性を持つなど進化を遂げてきたのだ。40憶年の地球環境の視点から、人類と対峙し続ける館感染症の正体を探る。」

私達老夫婦は、この危険な時期を幸いなことに恵まれた自然環境の中で凌いでいる。子供達、孫たちとの行き来をストップし、友人知人との交流も控える中で、庭仕事、家庭菜園が外の空気を吸わせてくれる。むしろ、例年より、大々的にやり始めて、かえって忙しくしているところがある。しかし、人との交流が不自由というのはやはりストレスがたまる。厳しい生活の向こうには、明るい道が開かれる筈である。もう少しの辛抱だ。
左のネットはアメリカンチェリーをサルから守るためのネット
右はベジハウス(グリーンハウス)

インゲン豆、さやえんどう、トマトなど


2020年4月13日月曜日

COVID19 予期しなかった長い春休み Long spring recess nobody can predict when it'll finish

 4月13日 雨嵐 2019年12月以降に中国武漢市から爆発的に広まった、2019新型コロナウイルスによる肺炎が流行。あれよあれよという間に世界中に感染拡大して全世界で今や感染者の数は184万を突破。死者114,090人。日本へはクルーズ船内で感染が広がり、今や感染者6748人、死者98人に達してしまっている。(4月13日朝現在)イタリアでの爆発的感染からヨーロッパに広がり、楽観的に構えていたアメリカでの感染者が558,768人, 死者が22,021人にまでなっている。日本では4月8日になってやっと国からの緊急事態宣言が発せられた。北海道、大阪、兵庫、千葉県、愛知県、東京都が深刻化する中で、都知事が一挙に前に出て力強く行政の対処を訴えたことから、緊急事態態勢が問題化し、今や、国を挙げて、三蜜(密集、密閉、密接)を守り、外出を控え、やむを得ず外出するときは、マスク着用、手洗いが強く要請されている。テレワークの要請も。それが出来ない職場は通勤もやむを得ない。中小企業、飲食店、スナック、ナイトクラブ、スポーツジム、娯楽施設などなど、8割外出を抑えるのは死活問題となり、至難な問題だろう。私たちが戦後に経験した中で、最大の事態となっている。今の医学知識では抑えられないウイルスの出現に、ノーベル賞を超えた発明発見がまだまだ人間には課せられているということ。これまで、ウイルスが人類を破滅させる類の小説が書かれているが、人間の叡智が最終的には終息させている。しかし、ここまでくると、今度は、AIがそれを解決する時代が来るかもしれない。
 いざ、実生活に目をやると、今までまだ現役の頃は、いつか何とかなるという思いになるのが殆どの場合であったが、今回は一寸違う感じがする。ネットが広がり、情報が膨大になって惑わされてしまう。情報を瞬時に知ることが出来るのはありがたいが、その先どうする?となると、自分の判断ではとうてい及ばないところに世界は向かっているように思えてくる。今出来ることをと思いつつも、孫たちの未来はどういう世界になっているかと想像すると不安になる。その孫たちは、今、学校閉鎖状態で2月下旬からずっと自宅滞在。桜の美しい季節の中での卒業式、入学式などという心弾む行事は自粛され、子供たちの弾む声は聞こえてこない。中二に進級する孫が二人、小二に進級する孫が三人、そして、年長さんになる孫が一人。ラインに映像で様子が届くものの、実際に往来出来ないのが今の状況である。そんな中、夫々、工夫してこの不自由な状況を乗り越えようとしている様子を届けてくれるのが嬉しく、彼らにエールを送り、私達老夫婦も庭に主人が5年程前に植えたソメイヨシノの可憐な美しさを愛でて二人ぽっちのピクニックをしたりして頑張っている様子を届けて安心してもらっている。
 昨日テレビで、竹内まりやの特別番組を見た。彼女の「命のうた」が話題になっている。私も改めて聴くと、心に深く響き、何か、ホッとしてくる。生まれるべくして生まれた歌であり、人間の原点にやさしく戻れるような気がしてくる歌である。


2020年3月25日水曜日

政府による2月中旬のCOVID19による小中高一斉休校要請から長い長い春休みに突入

コロナ騒ぎで子供達は学校は休校、外には自粛で、存分に子供らしい生活が出来ない羽目になってから約1か月、たまりかねて町田の長女の家族が日光にやってきた。4泊5日の滞在。アウトドア志向のこの家族はじっとしておれない。週末にはあちこちのスキー場に出かけたようで、今回もスキーとゴルフの道具を持参で大荷物の中に孫たちは埋まってやってきた。一日目はハンターマウンテンへ。自粛が始まってから、少し中だるみがあるのか、スキー場は子供連れで大盛況なのに驚いた。遊園地など公共施設が閉鎖されている一方で、スキー場はオープンされていて、みんな解放感を味わっているように見える。ウイルスはここまで追っかけて来ないと信じているのか、マスクをしている人は殆ど皆無だった。聴くところによるとスイミング場、テニスコートもオープン状態とか。ストレス発散の場所が残されているのはありがたい。帰路は温泉に。2日目は家の周りのスペースで存分に体を動かす。キャッチボール、縄跳び、体操、そして、畑仕事のお手伝い。室内ではテレビ、ビデオ、ゲームとなるのは致し方ない。ただ、家族がわいわい一緒にいることが大事だという気がする。
今回のウイルス問題は家族が最後の受け皿にされたことになる。不安をかかえて一緒に時を刻むしかない。不安が正常な状態であり、その我慢のエネルギーを安全な方向に向けて行くだけである。不安や愚痴を共有して、ただひたすらお喋りすることで心が救われる気がする。新型コロナウイルスがもたらしたものは家族が危機状態に置かれて、いつもより触れ合う時間が多くなった分、絆が一層深まっていくことではないだろうか。