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2021年12月30日木曜日

年の瀬の歌い納め


12月28日

年の瀬の仕事納めの日に、私達も今年のコーラス活動納めとして、今後二度とは無いであろう東京フィルハーモニック交響楽団と共演するという大音楽会に参加。4日前に、皆で東京のOpera Cityまでバスで出かけてリハーサルを一度やったことは既に記述している。本番で無事出演をやり遂げた感動は仲間全部が共有。シニア女性のど根性の賜物である。開演前のお客様の入場の様子を捉えた動画がリハーサル室のモニターに映し出
されていた。そのリハーサル室では、待機中のコーラス仲間が必死の慣れないメイク作業。朝9時に会場に着いて、リハーサル室のセッティング、チラシの折り込み作業、仕出し弁当で賑やかに昼食を済ませ、午後のリハーサルへとスケジュールが進む。脚をまっすぐ、格好良い立ち姿、姿勢に神経を使う。30分が限界とみた。しかし、本番は小一時間と見るべき。よろけ
る人が出ませんように。。。しかし、このグループは本番に強いという定評がある。それを信じて、皆んな、大騒ぎをしながら、まつ毛をつけるのに大わらわであった。平素は歌の指導を受けて、歌うだけのグループだが、こういったイベントになると、忌憚なくおしゃべりが続き、親睦を深める良い機会となる。初めて、話す人もいたりする。予定では出番は午後6時頃
であったが、半時間ずれ込んで、実際には6時35分に舞台へ移動。緞帳は無い。客席がすぐ目の前に広がる。リハーサル室で見たモニターで、夫が早々と前の席に付いているのを発見して驚いたが、そのお陰で、舞台に上がった時は、探す必要もなく、目線は指揮者に集中出来た。いい感じで一年の童謡メドレーがスタート。オーケストラの音もsoloistたちの声も、別の合唱団の声もしっかり聴けた。確かに本番に強いのかも。今回もシニア女性のど根性が功を奏した。あっぱれなり。



2021年12月25日土曜日

12月24日(金)合唱リハーサルをOpera Cityで。

12月24日、日光カンマコール女性合唱団約30名の一行は大型バスを借り切って新宿へ。28日の宇都宮総合文化センターでの本番を控えて、東京フィルハーモニー(Tokyo Philharmonic)との合同リハーサルである。一年の童謡メロディー の合唱である。大沢公民館を9時半出発→蓮田SA→1時前に初台のオペラシティー着。1時から予定通りのリハーサル開始で約1時間半合同練習をした。opera cityでは真っすぐ地下室のリハーサル室に入り、練習が終わると地上階を見ることも無く、まっすぐバスに戻り、即、帰路に着いた。従って、楽しみにしていたクリスマスのイルミネーションを楽しむ時間は皆無で、バスで往復しただけのものだったが、バスの中での団員同士の親睦は意義があったと思う。平素の練習では歌うだけなのでいわゆるチャットは皆無であるため、こうした機会に、団員同士を知ることが出来る。それにしても、女性はいかにも元気で話好きであるとつくづく思う。だから、健康なのだろう。疲れて帰路は寝るのではと思っていたが、とんでもない。最後までにぎやかであった。当初はコロナ禍に配慮してバスの中ではおしゃべりしないこと、食べ物をシェアしたりしないこと、などと注意が出ていたにもかかわらず、リーダーがお菓子を配ったり、お喋りは延々とし放題という結果であった。本番まで後4日。今度は抗体検査キットを全員やるとのことで、これで、誰か陽性反応が出たら、どうなるんだろう。無事であることを祈らざるを得ない。

12月18日 二年振りのコンサート

 12月18日 2年振りに大野紘平君のコンサートが宇都宮総合文化センター、サブホールで開催され、夫と出かけた。彼の今年6月に初めてのCDリリースの記念ツアーとして、出身地宇都宮で急遽開催されたもの。ハイレベルのピアノ演奏をしながら、共演者のサックス奏者大坪俊樹氏との相打ちトークも巧みで、純粋なクラシック演奏者の枠を超えてのエンターテイナーとしての立場を本当にエンジョイしている感じがする。緩いキャラクターが親しまれて、このコロナ禍でも忙しく活動している様子。youtuberとしてネットでどんどん「こへまる」の名前で人気を広げている。ショパンのノクターンからスタートし、ベートーベンの「悲愴」の後は、私の好きなカッチーニーの「アベマリア」。これは情感たっぷりの演奏で本当に祈りたくなる。今回は殆ど彼のfirst album と同じ曲目が演奏され、最後にはピアソラのリベルタンゴをサックと共演して盛り上げてくれた。クラシックからポップス、ジャズとジャンルは幅広く、大衆受けのするコンサートであった。何よりも、こへまる自身が楽しんでやっているという印象であった。コンサートは夜7時からであったので終わったのは9時を過ぎていたが、彼はとんぼ返りで東京へ。翌日は東京タワーで演奏予定とのことだった。

2021年12月13日月曜日

2021年12月12日(日)Swinging Herd 50周年記念コンサート

 Swinging Herd 宇都宮文化会館大ホールでの歴史的50周年記念コンサート

結成以来53年が経過した今年は50周年にあたり、ルイ・アームストロングの没後50年、生誕120周年にあたるというダブルの奇跡的合致に盛り上がったコンサートとなった。コロナ禍にあって昨年は中止、一昨年は都合で行けなかったので、今回は久しぶりであった。この間亡くなったシャープス・アンド・フラットの原田信夫さんを偲ぶMedleyの中で、美空ひばりが歌った「真っ赤な太陽」があってを改めて聴き入った。この楽団オリジナルだという「ミヤ・De・ギョウーザ」は初めて聞いたが、なかなかユーモアがあり、団長の吉原郷典さんらしい愉快なナンバーであった。ピアニストであり、vocalistである岩田留美子さんの実力は健在。迫力のあるジャズバンドであることに加えて、今回のゲストも又素晴らしかった。今や92歳とは信じられない北村英治さんのクラリネットは凄かった。深くて、マイルドな音色は熟練した昇華したものであり、それでいてエネルギッシュ。トークも御年を疑うほど溌剌として、淀みがない。音楽の力をつくづく感じた。そして77歳の外山喜雄、恵子夫妻のトランペットとバンジョーは本場仕込み。ニューオリンズでしばらく活動されていた演奏活動家。北村氏にしても、外山氏にしても、それぞれ早稲田、慶応を卒業後にこれらの楽器に挑戦し、ジャズの世界に入られた方達でびっくりしてしまう。音楽をやる人は共通して、人生を上手に愉しんでおられる様子が伺える。勿論、極めるまでには困難な事が沢山あったであろうが、それを乗り越えてからの人生はそれだけに光り輝くものになる。今回は羨ましい演奏家の舞台を見て、大いに啓蒙され、感激を受けた。コロナ禍が少しづつ緩和されて、ここにきて、芸術家達が水を得た魚の如く、活動開始にスタートし、一週間後には又、宇都宮総合文化センターに行くことになっている。久しぶりで、大野紘平君の生コンサートを楽しみにしている所である。



2021年12月12日日曜日

12月8~11日

 12月8日、9日 

 

6日前にお亡くなりになった地元のT. Fukuda先生のお通夜と告別式に参列。お通夜、告別式はコロナ禍にあて、お焼香だけで帰る人も大勢いたが、私達は中に入り、沢山の華やかな生花で飾られた祭壇の中央に置かれた遺影を拝みご焼香。導師のお話から故人の人間としての強さ、立派さに改めて感じいってしまった。教師から県会議員となり、1986年4月、地元の市長に選出されたが、選挙にかかわるある事件により冤罪を背負わされて政治家としてのキャリアは断たれてしまった。以
後、長い冤罪との戦いは無念の歳月であったと聞く。しかし、故郷を思う気持ちは絶えることなく、国勢選挙、地方選挙では常にそのネットワークと知識が人を動かし、地元の名士として影の活躍をされて来た。第一線を退いてからは、彫刻、水彩画に没頭、短歌を詠み、絵画では知事賞などいくつもの賞を獲得されるほどの腕前であった。晩年の宇宙観が漂う平穏な水彩画は昇華された充実感があり見事というしかない。近年は、色紙に絵と短歌、俳句を書き、新聞の切り抜きなどと一緒に、大きなアルバムを日記のように何冊も作成しておられた。一方で、長年、重い病を患いながらも不屈の精神と根性を最後まで貫いた人であった。心身ともに驚くほど頑強で充実した人生であったに違いない。享年94歳。心からご冥福をお祈りいたします。

12月11日 和久奈ちよさんのお別れ会に参列

公益財団法人ワグナー・ナンドール記念財団主催で、去る、10月29日に逝去されたちよ夫人のお別れ会が東部グランデホテルで開催された。清楚で整然とした式典。予期した通り、生前のちよ夫人を惜しみ、称えた立派なものであった。栃木県知事、ハンガリー在京大使、参事官、ブダペストからわざわざ駆けつけた、あちらの関係者、友人
代表、益子副町長、の全て夫々のお立場からの心の籠った弔辞であった。ナンドール・ちよ夫妻の生涯を綴ったあの「ドナウの叫び」を書かれた下村徹夫人の洋子さんが讃美歌を独唱。阿久津政行氏のピアノと打保早紀さんのデゥオ演奏もあった。ちよ夫人は3年前、他の友人共々、紅葉の時期に我が家の庭で、BBQを囲んで談笑し、憩っていただいたことがある。その時に、「何だか別世界!」と言って、喜びながら、桃源郷の空気を味わっていただけたことをなつかしく偲び、もう、ああいう一時は無いと思うと残念である。享年91歳。心からご冥福をお祈りいたします。