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2012年9月30日日曜日

「大使館ウィークインin Nikko」続行中  Embassy week in Nikko to be continued

アンサンブル・アリエント(息吹in Spanish)
8日目を迎えた「大使館ウィークin Nikko」も9月29日は単発イベントの最終日。殆ど3か月だけの準備期間でこれだけの内容のものがよく実現されたと思う。今日は続行中の美術展覧会会場に不足資料を補充して田母沢へ。シャンソン公演の準備開始。当日でしか会場の実際の準備が出来ないというのが大忙しの一つの原因だが、だからこそ、段取り良く集中して物事を進めるという技を学ぶことにもなる。会場入り口に設置した看板のデザインの良さにほれぼれしながら、その側で応援しているように赤に染まった紅葉の一葉が更に趣を高めてくれている。
ここでもボランティアの方々の熱心なサポートがあり、毎日感謝の連続。シャンソン公演はおすましの公演ではなく、心温まるまさに楽しいひと時を醸し出してくれ、偶然参加した観光客も十分楽しまれたと思う。何よりも演奏者の楽しげなパフォーマンスが印象的で人生の楽しさを味わえたような気がする。
フランス料理イベントも別の感性を味わえる催しとなった。レストランIからのシェフが又絶品。お人柄の大切さを味わった時でもある。時間をシェアしてくれる人へのサービス精神というのだろうか。素晴らしい料理を作るだけではない。関わりを持つ人への配慮、やさしさ、尊敬の心だと思う。感性を磨く人の努力を見たような気がする。

2012年9月29日土曜日

「大使館ウィークin Nikko」 続行

弦楽アンサンブル・リテ
  
紫雲閣ギャラリーでのオープニング風景 
9月22日に無事開幕した「大使館ウィークイin Nikko」は今日で8日目。いよいよ本日の三つの公演、イベントを残して、明日は美術展会場でクロージングを迎える時となりました。中国、韓国との不穏な空気が流れる中、文化交流には支障なく、むしろ、こういう時だからこそ、交流を温める意義があったように思えます。平素は鑑賞出来ない見事な公演やイベントの数々、展覧会を通して改めて異なる文化に触れ、理解を深めることが出来ました。短期間での準備にもかかわらず、ここまで達成できたことは、関わってこられた関係者はもとより、多くのボランティアの方々のボランティア精神の凄さがあったからこそだと思っています。人の為と思ってやることが結局は自分を昂揚し、叱咤激励することになり、自分自身の勉強になっていることをこれほど感じたことはありません。まだまだ不十分なことはありましたが、ここにきてやっと最初のレール引きの挑戦に参加出来たことを誇りに思えるようになりました。今日はまず、不足した資料をコピーして美術展覧会の会場に行き、田母沢へ。そしてシャンソン公演終了と同時にフランス料理イベント会場へ。レストランIからのシェフは既に昨日到着されて仕込み作業に入られています。

地元食材を使っての中国料理イベント
(東京の老舗中華料理店からのシェフを迎えて)
展覧会はフランス人女流画家マリ・ドゥルエさんと写真家港千尋さんとの共同作品が、紫雲閣の見事な借景を取り込んで展示されている。品のある、格調の高い雰囲気であり、一日平均100人以上の来場者を迎えている。会場にはボランティアの方々の熱意が溢れている。
韓国の写真展会場でチョゴリを試着
地元食材が11種類の中国料理に見事に仕立て上がり、その味も格別。「美味しい!」の連発であった。
 私の大学時代からの親友ご夫妻もわざわざ東京から泊りがけで応援にかけつけて下さいました。



2012年9月24日月曜日

"Embassy week in "Nikko has just started! 「大使館ウィークin Nikko」スタート!

 "Embassy week in Nikko"started on September 22nd as scheduled with lots of anticipation and anxiety. Time schedule and process in detail have been well prepared and everybody was on duty with responsability. The most nervous moment was when and how we welcomed our vips in this abnormal condition occured between two countries as bilateral issue. However, in spite of our big worry, everything went smoothly without any serious problem.

Upon the curtain up, two local mixed chorus groups started singing the "Nikko Sansho Song"(Praise song of Nikko) with the collaboratin of the group of string Quartet which was from the String Ensemble AFJAM(Association Franco-Japaonaise des Amis de la Musique which would perform in the second part of the opening ceremony). They only had a little rehearsal one hour before for the first time but they made a beautiful collaboration. Actually we both, me and my husband, were in that chorus and we made it inspite of our busy duties managing the whole process of this project. This very first chorus wasn't listed in the program. It was intended to be a big surprise to cheer up and bring to a climax the performances to be executed in the second part of the ceremony. It turned out to be very effective. It was a good challenging.

The curtain was down once. Then it was up after 10 minutes. The audience found VIPs and the main organizers sitting at table on the stage. It was the start of the first part of the opening ceremony.

The opening ceremony was well managed and proceeded according to the manual thanks to the two selected MCs.

After 15 minutes intermission, the second part of the ceremony started. The first music performance of Yokin, Chinese Koto, by Chinese beautiful lady was so good. It was very impressive. The Korean performances  were followed.  An elegant dance by five dancers first, then drum performance by cholo youn men. It was an attractive contrast.

Then at the last performer, Margurite's group, AFJAM, was on stage. It was wonderful. Every body admired the performances and the audience seemed to be very happy.

We hope it was succeesfully conducted and managed including the decoration in and out of the Hall.



2012年9月21日金曜日

Embassy week in Nikko 「大使館ウィークin Nikko」

September 20'12 : We finally organised the last meeting to assure what we have prepared for this big project. It seemed the major preparation has been made but with lots of efforts of all the volunteers. Thanks God! The most difficult process has been cleared in terms of time schedule for various events. We just believe what we are doing and we respect our partners, friends, involved in this project. May everything go wonderfully!

2012年9月16日日曜日

日光清風塾と「大使館ウィークin Nikko」

9月15日 第12回日光市ボランティアフェスティバルというNPOや任意団体が文化会館に集合してお祭りイベントが開催された。常連団体に交じって、初めて日光清風塾も参加。踊りや歌に交じって5分間で活動報告をする機会が与えられた。What a good timing! 一週間後に迫った「大使館ウィークin Nikko」のPRをここぞとばかりに行うことが出来た。プレゼンの要旨は次の通り。
 
 

 日光清風塾はグローバルな視野で物事を見、考えて地域の活性化の一助になる活動を目指しているということ。そのために今では二つの柱を立て、それを大黒柱として一つの広場を建設。その広場から地域の為になるアイディアを出し、それを発信して地域を盛り上げたいという信念を持って活動しているということ。第一の柱は毎月開催している塾長による講話会。日光清風塾から日本と世界を見ようというのが講話会の趣旨。参加者の関心に対応しながら、テーマは世界の文化、教育、政治、経済から時事問題まで巾広い。今まで17回を数える。昨年の4月からは東北大震災被災地への支援活動としてチャリティー講話会としている。もう一つの柱は週3回行っているEECC(楽しい英会話クラブ)である。これは第一の柱とは雰囲気を異にして、笑い転げながら楽しく語学を学びながら、文化を学ぼうというもので、だんだん盛り上がってきている。

 そして、この日光清風塾が今回大変大きなプロジェクトを企画しているということを宣伝。一生懸命やっているつもりでも、意外に「大使館ウィークin Nikko」のことを知っている人が少ないことに驚いた。落胆してはいけない。ここでPRするチャンスを与えられたことに感謝してポスターを見せたりしながらこう強調した。 「栃木県も原発事故の被災地で風評被害にあえいできている。栃木県の状況も理解して欲しいということを大使館に訴えたところ、まずフランスが理解を示してくれた。続いて、中国、韓国が理解を示し、日光市の観光振興を応援し、各種文化行事を開催してくれることになった。この日光ガンバレコールに応えるという貴重なチャンスを逃すわけにはいかない」と。これはみんなで盛り上げて行くべき大プロジェクトであると。日光の為、日本の為、というのは結局は自分の為だということを自覚することだと思う。

 会場の片隅に設置した日光清風塾のブースには意外な人達が集まり、彼女たちはそのままこのプロジェクトのボランティアネットワークの中に組み込まれる結果になった。又、新しい出会いが誕生した。そして、終了後はボランティア精神の塊の貞夫さん、フットワークの良い明子さんと、奥日光へ。29日の最後のイベントの誘客が心配になって即車を走らせ、まず、自然博物館の下見をし、パーキングの状況を調べ、旅館組合会長にお会いし、ホテルにも行って、宿泊者への宣伝を頼んできた。ポスター持参で。ここでも、コミュニケーションの大切さを再確認。当たって砕けろ!駄目もとでやってみる。無からは何も生じない。といった言葉が頭の中で飛びかった一日だった。

2012年9月10日月曜日

家族 最高の笑顔

ジージに抱っこされての後ろ姿がまたいいね。
「大使館ウィークin Nikko」を目前にしたこの時期に最高の笑顔が我が家に舞い込んだ。長男の長女陽香姫の日光デビューが実現。4月2日生まれだから、5か月と1週間の赤ちゃん時代の一番可愛い時にあたる。見かけは男の子っぽいが、色白でやさしいチャーミングな笑顔が何とも女の子らしく、どんな難題をかかえていてもこの笑顔には現実の時を忘れさせる魔法の力がある。一泊だけの短い間、しかも。日中はあの強く突き刺さってくるような暑い太陽の日差しの中、大伯母達の家を挨拶回り。到着した日に4軒回って、翌日1軒。もう一軒行くはずが、一寸遠かったためやむを得ず次回に延期。ブルネイでのハリ・ラヤのお祭りを想い出してしまった。あの時は、一日20軒以上御馳走の梯子だった。陽香ちゃんはどこへ行っても、人見知りすることなく、百万ドルの笑顔を振りまいてくれた。私との相性がいいらしく、私の真似をして発声練習が出来る。にこにこというか、にやにやしながら、私の口を真似て自分の口を動かし、「あ~~~!」っと。至福の時をありがとう。

2012年9月7日金曜日

My secret project

I finally decided to send two different drafts of my  books to the publisher to estimate the cost each. I still need to pick up some appropriate photos to be on the one in English entitled "As a diplomat's wife, The world I lived and weaved together with my family".  It is really difficult to pick up just several photos out of thousands of  my favorite photos taken during my long life.  The other one is "Autobiography written by a cat, as a member of a diplomat's family". I hope they will soon come out in public.

2012年9月2日日曜日

「大使館ウィークin Nikko」

ついに9月に突入。この壮大なプロジェクトをかかげ、7月に入ってからやっと本格的にみんなで内容を練り、関係者との交渉、意思疎通作業、ボランティア精神をフル回転させながら試行錯誤で模索してきたチームの一角に身をおいて、スタートが遅い中で本当にやれるのだろうかとの不安とプレッシャーに負けそうになり、一時体調を崩し、つぶれそうになった私。こんな重圧を感じたのは初めてだったかもしれない。しかし、それは受け身で全てを背負うという傲慢さに起因していることが分った時、私の気持ちは一転したような気がする。組織の中での自分の役割を自覚出来てこそ、車輪はスムースに動くということ。信念を持って動くことの強さを夫から改めて学んだ。最初のハードな時期を何とかクリアできて私は一皮剥け、生き返ったような気がしている。まだハードルは沢山あるが、今では楽しい気持ちで準備作業に専念出来るようになった。まだ、自分に出来ることがあり、必要とされているという思いが励みになり、むしろ感謝の気持ちが先行している。

今回の行事の中の一つである紫雲閣ギャラリーでのマリ・ドゥルエさんと港千尋氏のコラボの展覧会がある。フランスのナント市に在住のマリ・ドゥルエさんから次のようなメッセージが届いた。意訳するとこういう内容である。思わず感動して涙が出た。予算が無くて、彼女を招待出来ないのは残念である。  「大使館ウィークin Nikko」のブログ→www.embassyweek.blogspot.jp
 
親愛なる日本の皆様へ

この『大使館ウィークin Nikko』の展覧会に私が参加し、写真を取り込んだ作品を通して、写真家、港千尋氏と語らうことが出来ますことを大変光栄に思います。

フランスからみなさまに向って何かを述べようとすると、3月11日に日本を襲ったあの恐ろしい大災害のことが思われ、胸が強くしめつけられます。

私がいまだ訪れたことのない日光ですが、その日光に豊かな遺産があるということを知っています。日光の自然は特別に美しいということ。その建築は人間と自然が調和したお手本であるということ。日光は、世界のどこかで、知恵と美を学ぼうとしている全ての人達にインスピレーションを与える泉であるということを。

この『隔たりと連なり』の展覧会と私が被災地の風景を出発点にして作り上げた作品とが、日光に学ぼうとする心に響いて、みなさまそれぞれに心の安らぎと静けさを伝えられたら嬉しく思います。
                        2012年9月 マリ・ドゥルエ