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2021年12月13日月曜日

2021年12月12日(日)Swinging Herd 50周年記念コンサート

 Swinging Herd 宇都宮文化会館大ホールでの歴史的50周年記念コンサート

結成以来53年が経過した今年は50周年にあたり、ルイ・アームストロングの没後50年、生誕120周年にあたるというダブルの奇跡的合致に盛り上がったコンサートとなった。コロナ禍にあって昨年は中止、一昨年は都合で行けなかったので、今回は久しぶりであった。この間亡くなったシャープス・アンド・フラットの原田信夫さんを偲ぶMedleyの中で、美空ひばりが歌った「真っ赤な太陽」があってを改めて聴き入った。この楽団オリジナルだという「ミヤ・De・ギョウーザ」は初めて聞いたが、なかなかユーモアがあり、団長の吉原郷典さんらしい愉快なナンバーであった。ピアニストであり、vocalistである岩田留美子さんの実力は健在。迫力のあるジャズバンドであることに加えて、今回のゲストも又素晴らしかった。今や92歳とは信じられない北村英治さんのクラリネットは凄かった。深くて、マイルドな音色は熟練した昇華したものであり、それでいてエネルギッシュ。トークも御年を疑うほど溌剌として、淀みがない。音楽の力をつくづく感じた。そして77歳の外山喜雄、恵子夫妻のトランペットとバンジョーは本場仕込み。ニューオリンズでしばらく活動されていた演奏活動家。北村氏にしても、外山氏にしても、それぞれ早稲田、慶応を卒業後にこれらの楽器に挑戦し、ジャズの世界に入られた方達でびっくりしてしまう。音楽をやる人は共通して、人生を上手に愉しんでおられる様子が伺える。勿論、極めるまでには困難な事が沢山あったであろうが、それを乗り越えてからの人生はそれだけに光り輝くものになる。今回は羨ましい演奏家の舞台を見て、大いに啓蒙され、感激を受けた。コロナ禍が少しづつ緩和されて、ここにきて、芸術家達が水を得た魚の如く、活動開始にスタートし、一週間後には又、宇都宮総合文化センターに行くことになっている。久しぶりで、大野紘平君の生コンサートを楽しみにしている所である。



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