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2024年4月8日月曜日

4月に突入

4月8日 いよいよ新学期の始まり。この半月は開花予報で賑わった日本列島だが、昨年と比べると一週間は遅い。それでも桜が開き始めると、辺りはパット明るく輝き、世界がまるで違って見える。都心は今がピークで大勢の人出で大賑わいの様子がテレビの映像から伝わってくる。季節は文句なしの春爛漫に突入である。 そんな中、我々は5月11日のMr.Oの特別講演会に向かってその準備で楽しみと同時に緊張が高まってきている。本日ようやくチラシの原稿が出来上がった。表面と裏面を備えたA4の一枚紙だが、誤植は無いか、内容はこれで良いのか、念には念を入れて、夫が関係者とすり合わせに余念が無い。現役時代と違って、すべて自分の力量の限界を感じつつも、それをサポートするべくこの年で挑戦出来ることはありがたいと思うべきだろう。最後の特別なプログラムに漕ぎつけて不行き届きの無きよう(これは絶対あり得る)、しっかりしなくてはとの思いがプレッシャーにもなるが、前に進むしかない。一生懸命誠意を持って望むことである。 このプログラムが実現する運びになった時、Mr.Oから紹介された『学ぶこと』と『思うこと』という氏の教え子たちの思い出の記録が収録された本を読んだ。知恵と人材の詰まった圧巻の書である。凄い人ということに尽きる。Passion for Anonymity(誠実:清廉:正直:無名で仕事をする心意気)がモットーにある。 氏はかねがね四つの愛(Is)という表現を強く言われているが、その最初に出る言葉である。つまり①Integrity そして②Insight (洞察力)③Intellectual curiosity(知的好奇心)④Individuality (個性)という四つのIで始まる言葉を掲げておられる。氏の教え子の一人が現外務大臣の上川陽子さん。氏は外務省の現役時代に毎週土曜日に駒場に通って講義をされていたということをこの本を読んで初めて知った。殆どの人が知らないのではないかと思う。人材育成教育である。何を教えるかが問題ではなく、問題にどう向き合い、どう学び、どう思うかという、まさに人材育成教育ということ。30年ぐらい外務省の激務をやりつつ、サイドでこういしょう人生目標を持ってそれを実施されていたというこのと凄さには夫も驚嘆した。氏の父君の優れた教育者のDNAを受け継がれていることも分かる。若い人達、教育に携わる人達にも是非読んでみて欲しい本である。

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