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2012年5月14日月曜日

教養 第14回日光清風塾塾長講話会 ミャンマー情勢について

5月13日は好天気の母の日となり、不安定な天気が続いた後だけに、より気分も晴れた日となった。三人の子供達より、それぞれの思いを綴ったメッセージが届く。健康であることに感謝してEECCに向かう。続いて同じ場所で行われる14回目となる月例講話会へ。

今回のテーマは「ミャンマー情勢について」
まず、ビルマについてどういうことが頭に浮かぶかという質問に会場から次のことが列挙された。
①ビルマの竪琴②ビルマ戦線、インパール作戦③ノーベル平和賞を受賞しているアウン・サン・スー・チーさん④一日英連邦 など。
これらのテーマを織り込みながらミャンマーの建国の歴史に触れ、塾長自身が12、3年前にビルマを訪れた経験にも言及しながら話は始められた。そして話の真髄へ。

長年軍事政権下で軟禁状態に置かれていたアウン、サン、スーチー女史が軟禁を解かれ、議会の補欠選挙で圧勝したことから、軍事政権下のミャンマーでは民主化運動が表面化し始めている。アジアで最貧の経済状態となっているミャンマーも軍事政権が存続するのは疑問となってきている。広大な国土を有し、水資源にも恵まれたミャンマーは柔和なビルマ人気質とともに大変魅力的な所である。民主化の動きは海外からの投資も招き、経済交流が活発になって国が発展する要素は大きい。日本は再び大規模な円借款の協定を結んだところであり、ミャンマーから450人もの留学生を受け入れるとのことで、日本にとっても活力が生まれる。相互の発展の為に大いに期待されるところであるという話であった。今後の動向が注目される。

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