ページ

2013年6月24日月曜日

日光清風塾第24回講話会 Nikko Seifujuku's 24th lecture

6月23日
予定通り、前回同様塾長不在の中(5月より中国、南京のメディア大学にて2か月間の授業を担当中)、小林理事と私が担当して、それぞれ「国民の知性を立て直そうー祝・祭日を見直そう」、「もう一つの北欧ーアイスランド」と題しての話しであった。
その要旨は次の通り。

 「グローバル化した今、特にアジアの時代を迎えた今、日本の役割が大きい中、日本人が誇りとする良き知性、良き特性が発揮されなければならない。その為には中等教育での基礎教育をしっかりと身に着け、人間同士の交流と信頼関係を築くことである。近道として「国民の祝日」を例に取り、その祝日に本来の意義を親子で話し合うとか、学校でも取り上げて話題とし、一方深く学習してはどうか。見直すには最適の日である筈。マスコミは連休云々の話題に徹し、国民の啓発や教養の手助けには無関心となっている。祝日・記念日をテーマにして国民全体が楽しみながら学習し直し、考え、教養を高めれば、信頼される国家・国民が確立されると思う。学校教育だけでなく、社会全体の教育、国民に響く啓発運動が必要であろう。」 小林氏の視点と切り口が鋭いお話は、まさに啓発されるものであり、大変面白いと思った。

 
「アイスランドは余り報道されていないこともあってよく知られていない。北緯64度~67度にありながらメキシコ暖流のお蔭で冬でも平均気温が0.5度であること。四国と九州を合わせたぐらいの面積に30万程度の人口を持つアイスランド共和国は10世紀にバイキングが入植して以来、世界で最初に民主議会を発足した所。地球の割れ目の話からダイナミックで美しい大自然、氷河、河川、火山、地震、地熱、瀑布、温泉等々のあらゆる自然の姿があること。地質学者、気象学者の関心が集まる所。更に、国民は読書家であり、読書量は世界一という統計が出ている。独立の精神が強い風土にあって女性の活躍にも素晴らしいものがあり、あのゴルバ
ゴッドフォスの物凄い水の轟は圧巻
2001年4月、日本大使館開設
記念パーティーで元女性大統領と。
チョフとレーガンによる米ソ首脳会談をレイキャビックで実現させた女性大統領ヴィグディ・フィンボガドッテル女史の話や、捕鯨国であり、漁業が主産業でシシャモが日本に輸出されていること、熔岩台の上にある風景が全く異なる北の果ての国だが、文化と芸術の豊かな教育水準の高い国であるということを印象づける話となった。在留邦人も60人に達し、仕事を持つかたわら、観光客の対応に尽力しているという情報もある。」 
話はサービス精神を持ってとよく言われる。聴衆が関心を持ち、身を乗り出してくるようで無ければ意味が無い。心の余裕を持ってこそそれは可能であろう。経験不足を痛感しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿