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2019年9月18日水曜日

日光清風塾「日光裏街道歴史ロマンの旅第3回」 9月12日(木)

日光清風塾の楽しいイベント「日光裏街道歴史ロマンの旅」第3回目。明智光秀に焦点を当て、彼を取り巻く人間像、人間関係、表と裏、どこまでが史実としてとらえられるか、フィクションが蠢く歴史上最高に謎の多い人物だからこそのロマンの旅が広がります。地元民であり、幅広い研究と深い探求心に基づく古田秀夫さん(日光清風塾理事)のお話は参加者をロマンの世界に引き込ませてくれます。

細川珠生(細川ガラシャ子孫)さんの著「明智光秀」をもう一度読むことに。この本では、歴史上頭のいい悪役と位置付けられている明智光秀のイメージを払拭することに視点が置かれている。光秀がやった本能寺の変は天皇と国を護るための正義の戦いだったとしている。その動機がいろいろ論じられているが、文化人であり、知識人であり、教養の高い光秀が何故?という疑問は永久に存続するであろうし、その死に関しても、不確かなまま。後の天界僧正が光秀だという説については、この本では一行だけ軽く書かれているだけで、余り重くうけとめられていないのが残念。大方の人は光秀が天界僧正であると信じたいのではないだろうか。仮説を実証していくロマンの旅は実に面白いのだが、来年の大河ドラマはどのように脚色されていくのかが楽しみなところです。古田さんに来年2月頃にこのロマンの旅をナビしていただいて賑やかな議論が出来るのを楽しみにしているところです。
参道で60年以上も「鶯笛」を作って売っているというおじさまに初めてのご挨拶が出来ました。



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