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2023年2月16日木曜日

日光清風塾第104回講話会要旨(2023年1月22日)

第104回講話会「ウクライナ戦争の行方と日本経済」要旨 令和5年1月22日(日) ウクライナ戦争に対するフロアからのコメントを列挙 ① ウイーンからの知人が帰国するのに航路変更で料金が倍になるという弊害 ② ウクライナ戦争はいつまで続くのか。国連は無能。国防政策の見直し(悪いことをしなければ無難というのは通らなくなっている) ③ ロシアの考え方が伝わってこない。ロシアの大統領選挙がどうなるかがピン・ポイント 私的願望→・ロシア人はロシアに帰れ      ・ウクライナのインフラ復建はロシアがやるべき ④ キエフでのコンサートの思い出・ウクライナ人の文化程度の高さ・家族連れでの音楽鑑賞光景 ⑤ 大戦争へと発展することはないだろうが、長く続くだろう。 現状 ウクライナがクリミアを奪還しようとしている一方、北側はロシアが攻勢。 NATO軍の出方が最大の問題。ウクライナはドイツのレオパルドII戦車を切望するが、供与することで第三世界大戦に向かうことをNATOは懸念。アメリカはパトリオット供与を決定(今、ウクライナ人を訓練中で3月には始動するだろう)。3月が転機となる。 今後の見通し いくつかのシナリオを挙げてみる。 ① 自分の国は自分で守るというウクライナの戦意が勝る。兵站(軍需物資の量が重要) ② アメリカの強い見方→春までに領土を回復している。 ③ 和平交渉の見通しは暗い。ロシア国内の情勢不安、戦闘での決着は難しい。ロシアは限界を考えながら戦っている様子。どうやったら終わるか。 ロシア国内では戦争に嫌気がさしてきている。プーチンのやり過ぎ、盤石ではない。 ④ 今年度末までにクリミアを回復する可能性はある。 ⑤ 凍土が溶けてから戦況が見えてくる。 日本にとってもウクライナ戦争は大問題。日本の立場は今年のG7ホスト国であり、リーダーシップをいかに発揮出来るかが鍵。支援量としては欧米に比して小さい日本が、どういう支援の継続をしていくかである。 日本の経済はどうなるのか。 ① 物価の高騰(天然ガス、食料品価格が直撃。中国が石油を買い占めに。穀物の値下げの見通し難。戦争経済の実態。 ② 為替相場不安。欧米の物価高騰は日本以上。欧米の金利引き上げ策⇔日本緩和経済継続 円安どうなる?緩和政策は危険(利益を貯めて内部貯蓄。投資しないのは何故?→将来の日本経済に期待が持てない予測→日本経済はシュリンク。人口減少は日本経済の根本的問題。)。 どうする?現政権が謳う新たな資本主義とは?賃金を上げなければ購買力は乏しいままに。異次元の少子化対策とは?何をやりたいと思っているか内容が不明。情報戦争に惑わされない、ハイブリッド戦争の実態を把握し、慎重にウクライナ支援をしていくべき。

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