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2014年3月19日水曜日

第30回日光清風塾講話会 The 30th lecture-discussion of Nikko Seifu Juku

2月の講話会は大雪のためキャンセルされたので、今回の講話会(3月16日)が今年最初の講話会となった。
寒さから一転してぽかぽか陽気に。そんな中で今回の講話は「積極的平和主義について考えよう!」と題して講話と議論がなされた。
まず積極的平和外交政策は必要かどうかフロアからの意見を聞いたところ、殆どが必要だと答えた。何故必要か?
①アベノミクスを成功させるための環境作りとして積極的外交、安全保障の問題、防衛力の強化があげられる。→近隣諸国を脅かすことにならないか。国際関係が安定している状態にすること。そのためには日本は何をなすべきか。今までの日本、過去30年の日本は国連の平和維持活動する必要は無しとされた。日本の国土は米軍によって守られているので、日本は経済に専念すればよいということであった。(池田政権)所得倍増を打ちだし、経済発展を築くことになる。しかし、湾岸戦争をきっかけに、日本が国際貢献をする必要があることに気づき始める。(湾岸戦争で世界一の資金提供をしておきながら、国連での謝辞を向けた国々の中に日本の名前は無かった。無視された結果だった。300億ドル。米は100億ドル)②対中国政策は最重要。日米安保条約があっても今や米の力は弱くなってきている。ロシアが強くなって日本が打撃を受けるのは米が弱くなるということ。日米関係が弱くなるとつけこまれる。20年前から平和維持活動に日本も参加するようになったが規模は小さい。(実数で言えばノルウェーは55000人に対して日本は2000人。ノルウェーの55000人は日本の人口に換算すると150万人になる。日米同盟関係を強化することはアメリカ追随になり、戦争に巻き込まれる危険性がある。集団的自衛権には限界があるので歯止めを持って自衛権行使をやらなくてはならない。そのためには憲法9条との関係があり、法律で決める必要がある。③クリミア問題で日本は米、ロにどう関係するか。クリミアの歴史的な背景の説明。フルシチョフの時にクリミアはウクライナ共和国にくっつけられた。*米の対ロ政策の失敗→中国も同じことをやりかねない。米の国力低下。→日本の立場は安保理の関係から→*北方領土問題はうまくいかないだろう。プーチンが妥協してくれるのがベスト。
日本の外交姿勢①積極的外交→安部政権は貢献見的に身を乗り出すニュアンスを受ける
と危険性が出る。②消極的外交→日本の安全が脅かされる状況に限る。平和活動、平和維持に貢献すること。日本の関わり方を世界はどう見ているか。中国、韓国からの批判は起きるが過大にならないようにすること。世界に積極的に貢献することが長い目で日本の平和を強化することになる。人口量が平和問題ではすべてを決めるという意見もあった。
要約 安全・平和・治安 これが我々の生活を発展させる大前提。 平和主義の解釈もいろいろあるが、つまるところ争いのない、命の危険のない社会を目指すということには変わりはない。これには日本経済が発展していくことが大前提。経済が発展すると社会は平和になり海外からの投資も増え、ますます発展する。これまで価値観の違いを無視して、j自分の価値観からの正義の実現のために戦争は起きてきた。ここにきて、これからはいろいろな考え方を認めていくべきである。心を開く。これが平和な心をつくるのではないか。意識を成長させることだと思う。それには情報交換を信頼のもとに行う。情報交換の努力。秘密保護法はこの意味で大切(同盟国に信頼して貰って情報を取る)。他人同士が一緒になった夫婦のあり方が基本。異なる点を認め合い、妥協して平和な家庭を築くのと同じ。これも消極的ではなく、積極的にやることでより建設的な家庭が構築されるのでないだろうか。

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