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2020年2月16日日曜日

日光清風塾 「歴史裏側巡り」第4回目 2020年2月13日

日光清風塾の活動の一つ、
当塾の古田秀夫理事(西参道山楽食堂社長)による「歴史の裏側巡り」第4回目が2月13日、日光支援センターに於いて、今回は座学形式で開催されました。今年の大河ドラマ「麒麟がくる」にぶつけて、「天海僧正と明智光秀」と題し、天海僧正と光秀双方の史実と推測を縦横無尽に並べての43頁にも及ぶ大年表は圧巻の力作。古田さんの熱い研究心が歴史のロマンの面白さをますます深いものにしてくれます。謎の多い二人が同一人物であったという結論づけは難しいと思いながらも、ロマンを追い求める過程で議論し続けることに永遠の課題としての意味深さがあるように思います。謀反者の悪者扱いとされてきた光秀が、ここに来て認識を改められていること自体、歴史は不動のものにあらずで、さまよい続くものかも知れません。でも、本能寺の変は確固たる史実。ただ人の心の中はわかりません。光秀の心の内を解いて、「実は天皇と国を護る正義の闘いだった!」と言い切る人(ガラシャ夫人の末裔のジャーナリスト、細川珠生女史)の本を最近読んだこともあり、大河ドラマがこの課題をどのように描き出すか楽しみです。

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