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2011年10月27日木曜日

日光ユネスコ協会活動





  
  去る10月19日、栃木県ユネスコ連絡協議会会員研修に日光ユネスコ協会から5名が参加した。栃木県内の6つのユネスコ協会から、それぞれ数名が参加していた。主管は足利ユネスコ協会であったので、研修は足利学校と足利まちなか遊学館で行われた。武田会長夫妻、高田理事、斉藤理事、そして筆者河合の計5名は高田理事の快適な車のお蔭で1時間一寸で足利に到着。北関東道路が開通したメリットを実感することも出来た。
 主管が計画した日程は10時から15時までであったが、時間通りに運び、要領を得た、無駄のない内容であったことにまず感心。特に、史跡足利学校事務所次長、大澤伸啓氏による足利学校の歴史講義は見事であった。プロジェクターを使ってのレジュメと映像はめりはりがあって解りやすく大変効果的であった。
 足利学校の特徴が、東アジアの学校の「かたち」を受け継ぐ一方で、「学問所区域」は禅宗寺院と同じ「方丈、書院、庫裏」からなり独自性を持つこと。寺院に学校の機能があったという説明は納得できる。更に足利学校の見学案内も大変参考になった。足利学校が重要な理由として①東アジアの古い学校の姿を伝え、近世の学校へ影響を与えている。つまり代表的学校遺産であること。②古い貴重な本が残されている博物館であること。③史跡として生涯学習の場として活用されていて市民の心のよりどころとなっていること。(論語の素読や伝統行事の継承。)④学びの心を伝えていく学びの場であること。⑤足利を代表する観光資源であること。の5項目を列挙し、これを理由に、今、足利学校は世界遺産登録を目指して動いている。             
 


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