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2012年3月17日土曜日

教養

雨で悪天候化した中、市の人権・男女共同参画課が主催した男女共同参画社会づくりフォーラムin日光というイベントに参加。講師は昭和大学学長の坂東真理子先生。講演の前のアトラクションとして足尾和太鼓チーム”銅(あかがね)”によるパフォーマンスは単調な演奏ながら演奏者のバラエティーの豊富さが力強いエネルギーを彷彿とさせた。最年少は4歳というキュートなボーイから60歳を超えたシニア層まで年齢に幅があり、人員も過疎化した足尾のイメージとはほど遠いものであった。小中高の生徒学生が輝いて見えた。好感度の高い演奏だった。

講演の方は、スパンコールで輝くデザインをあしらった黒のインナーの上に真紅のジャケットをお召しになり、黒のミニスカートに黒のストッキング、そしてハイヒール姿で坂東真理子先生が溌剌としたお姿で登壇された。持ち時間1時間半の間、ずっと立ったままで「おとなの品格」という演題にそって断片的ではあるが淀みなく話された。東大を1969年にご卒業ということなのでまだ60代半ばの筈。34年間公務員をされた後、いろいろな経験を積まれ、「女性の品格」を経て今や「おとなの品格」を語られている。今日のお話の要旨は次の通り。

品格のある大人として成長するための、人生後半期(40代以降ー子供達の教育が一段落する頃)の心得が列挙された。①学び続けること。②新しいことに常にチャレンジすること。③新しい友人の輪を広げること。④良い生活習慣を持つこと。⑤おしゃれ意識を持つこと。
そして視野を広くして外を見る心のゆとりを持ち、広い世界で自分の存在感を知ることであり、それは自分を客観的に見ることにつながり、他者を思いやる成熟した人間が形成されていく。

大人の仕事として、①次世代をしっかり育てること。自立できる子供を育てること。IQよりEQが大切ということを理解することであろう。

先生のお話の内容は私も常々思っていることであり、改めて我が身を振り返り姿勢を正すきっかけとなった。

講演終了後、先生をお訪ねしてご挨拶出来たのは良かった。

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