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2013年2月2日土曜日

元気を過信すべからず

ついに私にも坐骨神経痛というやっかいな魔物が襲ってきた。29日の真夜中、左側下半身に痛みが走り、どういう姿勢をとっても痛みから逃げられない。とにかく寝れない程の肉体的苦痛というのは久し振りで、昨年の秋の大プロジェクトに関わった時以来の不眠を経験した。あの時は精神的なものであったからむしろより厄介だったかもしれない。今回はとにかくお尻から脚にかけての痛みに悩まされ、翌日、即整形外科に行った。6個の写真を撮られて、背骨の第四と第五の関節がずれていることが判明。痛みの原因がわかったものの特別な治療は見送り。痛みも動いている間はさほどではなく、痛み止めの薬も貰わず、ビタミン剤のみを貰って帰った。それ以来、あの夜経験した痛みに襲われることなく今日に至っている。そういえば、2003年の春、ニューヨークから帰国するときに経験した背中全体を襲った動けないほどの痛みを想い出す。明らかに引っ越し作業が原因だったあの痛み。あの時は這うようにして幸運なことにマンハッタンで開業している日本人鍼灸師の所に行き、30分の治療で嘘のように治り、無事に帰国の途につけた。日本に帰ってからもすぐ同じ痛みを経験し、近くの整体師のところに行ったが、鍼ではなく、電気仕掛けの機械でやったために余計痛くなり、治るのに時間がかかった記憶がある。今回の痛みはあれ以来、調子よくきていた矢先だったので、あのニューヨークで観たミュージカル、サンセット・ブルバードのあのかつての名女優の老いゆく姿を想い出してしまった。自重しながら元気に行くしかないのかな?

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