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2012年10月28日日曜日

お寺の果たす役割 地域の文化活動

「紅葉と雅楽」祭りを覗いてみた。法蔵寺という大桑にある浄土宗のお寺の恒例の行事で、今回13回目になるという。初めて行ってみたところ、紅葉のシーズンに優雅な雅楽の演奏で古式豊かな伝統音楽を味わうという趣旨のお寺がイニシャチブを取った催しで、お抹茶をたしなんだり、地元の人たちのグループによる絵画も展示、更には、境内ではそば打ちをやったり、お店を開いたりで地元の活性化に一役かっている。生憎の雨で、私が行った午後の部には、人出は少なかったが、午前の部では会場となった本堂には人が溢れたそう。紅葉シーズンを選んでのお祭り行事として、余り親しみの無い雅楽を披露することによりお寺から文化を発信している様子を伺い知ることが出来て大変良かった。雅楽についての簡単な説明は大変参考になった。曲の始めには必ず音取(ねとり)があるということ。雅楽には六調子があるということ。平調 越展楽(えてんらく)が黒田節の原曲であることも知った。舞楽が最後にあったが、単調で変化が無い中、衣装や面のきらびやかさ、幻想的な雰囲気は見応えがあった。地方の一角で、こうしていろいろな形で地元の人により文化の継承、発信がお寺で行われていることを改めて認識。

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