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2012年11月7日水曜日

芸術の秋 「The art of GAMAN 尊厳の芸術展」

木のきれっぱしが見事に
首を立たせた毒蛇に
11月4日、秋晴れの日に一人で急に思い立って上野公園まで出かけた。先日テレビで紹介されていた「The art of GAMAN 尊厳の芸術展」を見るためであった。久しぶりの上野公園は大変な賑わい。ツタンカーメン展がその中心だったがツタンカーメンは本場で見ているのでそこは通り過ぎて目的の芸大の美術館を目指す。さほどの混雑は無かったが、入場者は特殊な展覧会であったのでみんな強烈な印象を持った様子であった。日米開戦により強制収容所(Internment camp)に送られた12万の日系アメリカ人達は砂漠の中で自給自足の生活を強いられた。彼らの不屈の精神と創造性によって作られた日用品や美術工芸品から、生活を少しでも豊かにしようとする彼らの尊厳が感じ取れる。日系アメリカ人の強制収容が始まって70年が経った今、語られなかった収容所での出来事が語られ始めたという。数々の作品は逆境の中での向上心、前向きの精神を維持したことの証だと言える。
4月誕生のわたしで~す。
ついでに都美術館でのメトロポリタン美術館展も見てきた。当美術館がリニューアルした記念の展覧会としNYのMetropolitan Museum of Artからかなりの量の作品が運びこまれ展示されていた。大変な人出であった。年代順ではなく、いくつか掲げたテーマごとに展示されていて、一寸面食らう部分もあったが、紀元前12世紀のタコの鐙壺と題したテラコッタの作品近くに19世紀のティファニー社のカエルのモチーフのお盆や魚のモチーフの花瓶が置かれたりしているのが面白かった。


6月誕生のわたしで~す。
上野を後にしてその足で今年生まれた3人の孫達(3か所)のところを回った。4月、6月、8月にそれぞれ生まれているので、渡り歩いて一挙に会ってみるのも成長過程が良く見えて面白い。
8月誕生のぼくで~す。

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